1世紀前に正式に制定された国際女性デー。毎年3月8日は女性の権利の獲得へ向けたこれまでの歩みを祝う記念日です。アンスティチュ・フランセ日本では、アリアンス・フランセーズのネットワーク(札幌、仙台、名古屋)にて、21名のアマチュア女性カメラマンらの作品を展示する写真展『ウーマン・プラネット』や日仏会館で9日に開催されるシンポジウム『いかにして子育てしやすい社会を築くか?』で今年もこのイベントに参加します。また、3月15日には、フレンチ・ フィーメイル・ニューウェーブとの共催で、エリーズ・ジラール監督の「ベルヴィル・トーキョー」の特別先行試写会がアンスティチュ・フラ ンセ東京にて行われる予定です。
ベルトラン・フォール
文化参事官/アンスティチュ・フランセ日本代表
アリアンス・フランセーズ財団主催国際写真コンクール作品展『Planète femmes – ウーマン・プラネット』
アリアンス・フランセーズ財団主催によるプロジェクト「ウーマン・プラネット(Planète Femmes)」は、世界各国に拠点をもつアリアンス・フランセーズの国際的ネットワークを活用して行われた写真コンクールです。3月8日「国際女性デー」を記念し、世界中の女性たちに捧げるオマージュとして、参加80か国からアマチュア写真家たちの作品を紹介するという企画です。受賞者21人による42枚の写真が、パリのアニエスベーギャラリー、そして日本全国のアリアンス・フランセーズ財団ギャラリーに展示されます。
アリアンス・フランセーズ愛知
3月5日-17日までの写真展に付随して女性をテーマとした2本の日本語字幕付き映画、マリー・アマシューケリとクレール・ブルジェの短編作品“ C’est gratuit pour les filles(女の子は無料)”とジェラルディン・ナカシュとエルヴェ・ミムラン作品“Tout ce qui brille(きらきらしてる)”の上映会を写真展と同じ会場で行います。
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日時: 3月5日(火)~18日(日)
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会場: 愛知芸術文化センター アートプラザ 地図はこちら
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参加費: 無料
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問合: 052-781-2822
札幌アリアンス・フランセーズ
- 日時:3月5日(火)~25日(土)
- 会場:札幌アリアンス・フランセーズ アクセス
- 月12h00-19h00、火~金10h00-19h00、土10h00-18h00、日・祝日閉館
- 参加費: 無料
- 札幌アリアンス・フランセーズへのリンク
- 写真展のチラシ
アリアンス・フランセーズ仙台
- 日時: 3月4日(火)~31日(日)
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会場: カフェー・モーツアルト、カフェー・モーツアルトアトリエ、アリアンス・フランセーズ仙台 地図はこちら
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参加費: 無料
いかにして子育てしやすい社会を築くか?
家族政策の形成と市民セクターの役割に関する日仏対話
2013年03月09日(土) 、10:00 – 17:35
【趣旨】
少子化,女性の能力潜在化,男性の長時間労働,格差の拡大といった問題を解決して,次世代を産み育てる新しい社会システムを実現するためには,市場と家族の自助努力では限界があり,政府の公共政策とともに,市民セクターの力が必要です.日仏の対話を通じて,共通の課題を認識するとともに,一歩先んじているフランスの仕組みを学び,いかにして日本で力強い市民セクターを育てていくかを考えます。
日仏会館1階ホール アクセス
同時通訳付き
【挨拶】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)
【発表者】
舩橋惠子(静岡大学)
中嶋公子(日仏女性研究学会)
フレデリク・ルプランス(家族高等評議会)
大日向雅美(恵泉女学園大学)
神尾真知子(日本大学)
ジャン=ルイ・オーリー(パリ家族手当金庫)
伊東裕子(横浜市こども青少年局緊急保育対策課)
宮﨑望(三鷹市子ども政策部子ども育成課)
井上たか子(日仏女性研究学会)
パトリシア・オーギュスタン(ひとり親家族組合連盟)
藤原千沙(岩手大学)
石田久仁子(日仏女性研究学会)
ジル・セラファン(国立子どもの危機監視所/全国家族協会連合『家族研究』誌編集長)
【主催】
静岡大学 舩橋研究室(最先端・次世代研究開発支援プログラム採択研究 「次世代を産み育てる新しい社会システムの構想:フランスと日本の社会セクター調査」)
【共催】
日仏会館フランス事務所、日仏女性研究学会
【後援】
日本経済新聞社、朝日新聞東京総局、国立女性教育会館、日本家族社会学会、にっぽん子育て応援団
参加申し込み:contact@mfj.gr.jp
特別先行試写会:「ベルヴィル・トーキョー」(フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブより)
上映後、エリーズ・ジラール監督と坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本/映画プログラム主任)とのトークショーあり。
「ベルヴィル・トーキョー」
『わたしたちの宣戦布告』(‘11)で監督・主演二役を兼ね、フランス映画界の新星として話題騒然のヴァレリー・ドンゼッリ主演作。妊娠時期をシングルで過ごし情緒不安定な妻と、父親になることをなかなか受け入れられない夫のすれ違いを巧みな演出で描いた切ないラブストーリーは、監督の実体験をベースにしたもの。ヨーロッパを代表する名キャメラマン、レナート・ベルタの硬質な映像でとらえられたパリの淋しい風景が心にしみる1本。
2011年/75分/カラー/デジタル
監督・脚本:エリーズ・ジラール
出演:ヴァレリー・ドンゼッリ、ジェレミー・エルカイム
- 3月15日(金) オープン:18:30 スタート 19:00
- 会場:アンスティチュ・フランセ東京エスパス・イマージュ
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