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アンスティチュ・フランセ日本では、2月21日19時より、第三回デジタルショック・フェスティバルを開催します。この催しは、デジタル革命について、文化、科学、経済、社会面から考えることを目的としています。学際的な催しであるデジタルショック・フェスティバルは、2012年、2013年の過去2回において期間中に5000人の観客の方にご来場いただき、創造、イノベーション、研究、そして日仏協力の活発な現状について新たな発見をしていただくことができました。

第3回「デジタルショック」は、今年も全国7都市において、知能を備えたマシンをテーマに「マシンが夢見るとき」と題して開催されます。

沢山の興味深い企画の中から、いくつかをご紹介しましょう。ル・フレノワ国立現代アートスタジオのディレクターであるアラン・フレシェールが来日し、何年かに及ぶ「パノラマ」の中から映像、音、デジタルクリエーションの分野の作品を紹介します。また京都と東京では、フレッド・ブネルとヤニャック・ジャケが「散漫なマシンたち」と題する作品を発表、また「ラストルーム」ではピエール・カルニオが、「デプリ」ではティエリー・フルニエが映画と造形芸術の対話を試みます。

本年の文化プログラムには、グローバル討論部門が企画する重要なシンポジウムが開催されます。まず2月22日に、東京都写真美術館のトゥルーカラーズフェスティバルの一環として、デジタル時代における書籍の未来を考える討論会が行われます。読書はどう変化するでしょうか?著者、編集者、書店の役割はインターネットの発達によってどう変わっていくのでしょうか?公共政策はどのように著作権や書店の自立を保護できるでしょうか?国会議員のエルヴェ・ゲマール、作家で哲学者のエリック・サダンらが日本経済新聞社記者の司会により、議論を交わします。

翌2月23日にアンスティチュ・フランセ東京での討論会でテーマとなるのは「芸術におけるデジタル」です。草原真知子氏の司会により、アラン・フレッシェール、ドミニク・ムロン(デジタル芸術の祭典ショウオフ・ディレクター)、岡部あおみ(キュレーター)藤幡正樹(東京芸術大学教授)が、デジタル化の進む社会における創造と受容のプロセスの大きな変化について考えます。

3日連続の討論会の締めくくりは、2月24日に日仏会館で開催される東京大学日仏情報学連携研究拠点との協力のもとに開催されます。「機械とは何か?生物とは何か?」をテーマに問題の核心へと迫ります。人間とマシンとの新たな関係について、命を持つ機械が喚起する倫理、社会上の問題について探ってゆきたいと思います。

詳細については、添付資料をご覧くださいませ。

楽しいフェスティバルお過ごし下さい!そして沢山の方のご来場を心よりお待ち申し上げます!

 

 

 

ヴァンサン・マノ©DR

サンソン・シルヴァン ©Julian Littler

アンスティチュ・フランセ日本

グローバル討論部門 主任

ヴァンサン・マノ&

アンスティチュ・フランセ東京

文化プログラム主任
サンソン・シルヴァン 

Digital Choc 2014
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