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 アンスティチュ・フランセ日本とアリアンス・フランセーズ札幌は、北海道大学との共催で、北海道大学サステナビリティ・ウィーク2014の一環として 「新しい農業生産のやり方―エコロジー農業の日仏交流」と題する討論会を開催します。この討論会は、2015年12月にパリで開かれる国連気候変動枠組条 約締約国会議に向けた取り組みとして企画されています。

 

日仏両国は他の農業大国と同じく、農業生産のプロセスに決定的な影響をもたらす変化に直面しています。これまでも環境保全と気候変動対策の見地から、環境と社会の均衡に配慮し、経済的にも持続性を持つような新たな農業生産様式についての研究の必要性は認識されていましたが、資源の稀少化(リン、エネルギー、土地、生物多様性)や環境の劣化(水、空気)により、その要請はさらに高まっています。

 

持続可能な農業に関する議論として、エコロジー農業(環境保全型農業)を先進的な農業方式の中心に置こうという考え方がありますが、その目的とするところは、環境の変化と競争性の保持という二重の課題を、質量ともにハイレベルな食料生産方式を通して解決することにあります。

 

現代の農業は、どのように有効な環境保護対策をもたらすことができるのでしょうか?どのようにすれば開拓地と耕作地固有の特徴に適応したエコロジー農業システムの構築ができるのでしょうか?殺虫剤や「イントラント」(肥料や植物衛生製品、肥料、薬品)の使用を減らすにはどのようにすればよいでしょうか?畜産の新たな方法にはどのようなものがあるでしょうか?農業に携わる人々は公共政策に何を期待しているのでしょうか?

 

 

アンスティチュ・フランセ日本
グローバル討論部門 主任
ヴァンサン・マノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

札幌アリアンス・フランセーズ 院長
マクサンス・ロバン

 

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討論会の司会を務めるのは、内田義崇(北海道大学大学院農学研究院助教)です。
これらの問題について意見 を交わすのは、エティエンヌ・アンズラン(農学開発研究国際協力センター理事長顧問、オタワ大学客員教授)、エリック・ジリ(農業・農産加工政策及び国土 総局農産加工戦略及び持続可能な開発部部長)、前多幹夫(北海道十勝地区農協青年部協議会副会長)、久田徳二(北海道大学大学院農学研究院客員教授、北海 道新聞)、農業分野でのイノベーションを提案する企業の経営者、小谷栄二(ファームエイジ株式会社代表取締役) です。

日時:12月10日(水)14:00-16:30
会場:北海道大学農学部4階大講堂
入場無料 / 要予約 / 同時通訳付

【参加申し込み】
北海道大学サステナビリティ・ウィーク http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/sw/application

 

関連リンク:

北海道大学 - サステナビリティ・ウィーク2014

札幌アリアンス・フランセーズ