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© Anna Sommer

 

毎年恒例のフランコフォニーのお祭が今年も3月、4月を通して、全国のアンスティチュ・フランセとアリアンス・フランセーズで開催されます。このイベントのためにフランコフォニー3カ国から3人の作家が特別に来日します。

 

毎年3月20日は「国際フランコフォニーの日」で、世界中で2億2,000万人を超えるフランス語話者が、フランス語に加えて、フランコフォニーが掲げる価値観、すなわち連帯、文化多様性、文化間対話を祝うイベントに集います。こうして共に祝うのは、フランコフォニーがフランス語を話す人すべてにとって一つの祭典であると同時に、一つの大きな家族であるからです。

 

日本では3月、4月を通して、全国のアンスティチュ・フランセとアリアンス・フランセーズで、今回特別に3カ国から来日する作家3人を招いて、さまざまなイベントが開催されます。カナダ・ケベック州出身のフランス語専門家ジャン=ブノワ・ナドー氏は、「フランス語が待つ最後の切り札」と題して講演を行います。

 

スイスから来日するアンナ・ゾマー氏は、切り絵の技術と優れた作品で知られるバンド・デシネ(BD)作家、イラストレーターです。日本を巡回しながら若いBD入門者や愛好家と交流します。北九州市漫画ミュージアムでもトーク&切り絵ワークショップが開催されます。

 

ジブチの作家アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏は、アカデミー・ド・フランスの給費留学生としてヴィラ・メディチに滞在した経験があり、数々の賞を受賞しています。今年、水声社から刊行される『バルバラ』のほか、『トランジット』、『涙の通り道』の自著3作を紹介します。

 

全国各地のアンスティチュ・フランセ日本5支部とアリアンス・フランセーズ4支部でも、フランコフォニー祭が開催され、ケベック、マリ、コンゴ、モロッコ、スイスも参加して、フランス語による表現や創作の多様性を紹介します。

ワークショップ、フランス語体験、フランス語によるカラオケ・コンクール、フランコフォニー諸国の料理、コンサート、映画上映会がお祭りムードを盛り上げます。

 

皆さまのお越しをお待ちしています。

 

 

フランス語・書籍・フランコフォニー部門主任
フランス大使館フランス語担当官
ジュリエット・サラベール

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス語圏文学者が日本を巡回:

 

ジャン=ブノア・ナドー氏  / 3月20日(金) ~24日(火)

 

アンヌ・ゾマー氏  /  4月11日(土)から18日(土)

 

アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏     5月12日(火)から16日(土)

 

フランコフォニーのお祭りのプログラム:

 

 

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