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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018

国内最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」が、5月3日(木・祝)から5日(土)まで、東京・丸の内の東京国際フォーラムと池袋の東京芸術劇場を中心に開催されます。赤ちゃんからクラシック通までだれもが音楽を楽しむことのできる、独創的で型にはまらないこのイベントの2018年のテーマは、「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」です。

アーティスティック・ディレクター ルネ・マルタンからのメッセージ

ラ・フォル・ジュルネでフランスの風を感じよう!

フランス発のクラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)。今年もGWの東京で開催します! 今回で14回目になりますが、LFJを通してフランスの旬の音楽文化を日本の皆様にご紹介することも、この音楽祭の大きな使命だと考えています。ここでは今回来日するフランスのアーティストの中から、日本ではほとんど知られていないクラシック畑以外のアーティストをご紹介しましょう。
まずはフランスの若者に大人気のピアース・ファッチーニとYom。
ファッチーニは新感覚のシンガーソングライター。今回は3名のアフリカ系ミュージシャンと共演。中東や北アフリカの民族音楽に影響を受けたエキゾチックな歌は、あなたのハートを直撃することでしょう。
Yomはユダヤの民衆音楽クレズマーを代表するクラリネット奏者。ただし今回は弦楽四重奏と組んで、ジャズ、現代音楽、民族音楽、クラシックを越境する刺激的なサウンドを聴かせてくれます。

ルネ・マルタン(アーティスティック・ディレクター)
アーティスティック・ディレクター
ルネ・マルタン

次にご紹介するのは、中世の音楽をベースとするふたつのアンサンブル。
ひとつは、中世の壁画から当時の吟遊詩人たちの楽器を再現し、素朴でユーモラスな音楽を奏でるアンサンブル・オブシディエンヌ。中世ヨーロッパへタイムトリップしたかのようです。
もうひと組はカンティクム・ノーヴム。中世の地中海沿岸地域、主にトルコ、ペルシャ、アラブ、アルメニアなどの音楽を自在に融合し、独創的で色彩豊かな音楽を奏でる器楽・声楽アンサンブルです。古楽ファン、民族音楽ファン、ジャズファン、ユーロプログレファンなど多くの音楽愛好家の方にオススメです。
今年のLFJで中世から現代まで、フランス文化の風をぜひ感じてください。