『愛慾』 Gueule d’amour
(1937年/フランス=ドイツ/90分/モノクロ/35mm/日本語字幕付)
監督:ジャン・グレミヨン 出演:ジャン・ギャバン、ミレイユ・バラン、ルネ・ルフェーブル、マルグリット・ドヴァル

南仏のオランジュに駐屯するプレイボーイ(Gueule d’amour)と呼ばれた若くハンサムな兵士が、ある偶然からカンヌの郵便局で美貌の女性に会い、除隊後、彼女を追ってパリに上り、印刷工として働きながら、彼女との再会の機会をねらうが、彼女はいわゆる高級娼婦であり、愛人に妨げられる。失意の内にオランジュに帰り、小さなカフェを経営するが、兵隊仲間で親友の医者がその女性との結婚を望んでいることを知り愕然とする。

「アレクサンドル・トローネル等のセットが全盛の時代にこれほど風景の身体性がフィルムに貼り付いた例はルノワールとジャン・ヴィゴのフィルムを除いて見たことがない。(…)土地とそこに流れる大気とジャン・ギャバンとミレイユ・バランの身体にフィルムのすべてを託しているようだ。」(梅本洋一、nobodymag)

★上映終了後17:30より、「高原の情熱」(19:00~上映)について、北小路隆志によるレクチャーあり

※2月16日分のチケット販売について
北小路隆志さんによるレクチャー参加をご希望の方は、当日劇場窓口で「トーク参加」と必ずお伝えください。
トークに参加される方は、上映作品のチケットとトーク参加用のチケットの両方が必要です。
映画の上映とトークは、それぞれ入れ替えをさせていただきます。
トークのみの参加はしていただけませんのでご了承ください。

 

ジャン・グレミヨン特集

ジャン・ルノワールやルネ・クレールら同時代の映画監督と比べてあまりその名前が知られることなく、「呪われた映画作家」とさえよばれてきたジャン・グレミヨンは、しかしフランス映画史上、最も偉大で、最も詩的な監督のひとりである。サイレントからトーキーへの移行期に映画を撮り始めたグレミヨン作品には、その両方の最良の形が見出せ、またドキュメンタリー、実験映画、劇映画の領域にまたがり「感情のレアリズム」と自ら定義する独自の「レアリズム」を生み出し、人間関係の意味、人間と自然(水、岩、波、土)の結びつきについて探求してきた。2011年のローザンヌ大学、2012 年ボローニャ復元映画祭、2013年6月に開催されたエジンバラ映画祭、東京フィルメックスでの特集、そして「カイエ・デュ・シネマ」での特集に引き続き、時を経てグレミヨンの世界の全貌が、今ようやく発見される。

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15:30 - 17:00
一般:1200円、学生800円、京都シネマ会員/クラブ・フランス会員500円、シニア1000円
075-353-4723


京都シネマ
〒 〒600-8411
京都市 下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F

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