SCC P tit quinquin
(2014年/200分/カラー/デジタル上映/日本語字幕付)
監督:ブリュノ・デュモン
出演:アラヌ・ドゥラエ、リューシー・カロン、ベルナール・プリュヴォスト
ブロネ地方の海岸沿いの村に住む少年プティ・カンカンは、ガール・フレンドのイヴ、仲間たちと自由に休暇を過ごしている。ある日、海岸に警察のヘリコプターが着陸し、洞穴から牛の遺体を引き出しているのを目撃する。その牛のお腹からバラバラにされた女性の遺体が見つかる。そして牛の遺体はもう一体、また一体とふえていく…。警察部長のヴァン・デル・ヴェイデンと部下のリュデュ・カルパンティエ、ズッコケ二人組、そしてプティ・カンカン率いる子供たちは、それぞれこの奇妙な事件を追っていく。テレビ局アルテから白紙委任状を受けたデュモンが撮影場所でオーディションした素人たちとコメディと犯罪ものが見事に融合した傑作を生み出した。テレビ・シリーズでは通常ありえないシネマスコープ撮影に固執し、今回はカンヌ映画祭監督週間で上映されたバージョンと同じく、映画版シネマスコープで上映。


★上映前の15時より、ブリュノ・デュモン監督によるティーチインを予定しています。

ブリュノ・デュモン Bruno Dumont
1958年、北フランスのフランドル地方の町バイユールに生まれる。長編処女作『ジーザスの日々』は自身の故郷バイユールを舞台に、無軌道な少年の鬱屈した日々と、一瞬にして芽生える狂気を描き、その独創性と斬新さで第50回カンヌ国際映画祭にてカメラ・ドール特別 賞ほか多数を受賞する。続く第2作、少女の殺人事件を捜査する警部補の姿を描いた『ユマニテ』は、第52回の同映画祭にて審査員グランプリ、主演男優賞、主演女優賞と主要部門で三冠という快挙を達成した。2006年の『フランドル』は第59回カンヌ国際映画祭で2度目となるグランプリを受賞。2009年の『ハデウェイヒ』は第34回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。2013年、ジュリエット・ビノシュをカミーユ・クローデル役に起用し、初めて実在の人物を描いた『カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇』を発表。第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品。2014年、アルテ制作で初のテレビ・シリーズ『プティ・カンカン』は第67回カンヌ国際映画祭の監督週間部門で特別上映され、世界的高い評価を得、同年の『カイエ・デュ・シネマ』誌の年間トップテンでは第1位に選出された。デュモンの作品では、多くの場合、撮影される場所でオーディションされた素人が起用され、彼らの特徴を最大限に引き出し、映画に反映させることによって、登場人物たちにとてつもない魅力と深さを与えることに成功している。

 
★入場料金:一般1300円、シニア1100円、学生800円、シネ・ヌーヴォ会員/クラブ・フランス会員800円
★チケット販売開始時間:期間中連日10:30より販売
(当日券のみ、前売り券の販売はございません/整理番号順でのご入場・全席自由席)
シネ・ヌーヴォ
〒550-0027 大阪市西区九条1丁目20-24
Tel. 06-6582-1416  www.cinenouveau.co.jp

02
04
  • 2015-02-04 - 2015-02-04
  • 15:00 - 20:00
  • 入場料金:一般1300円、シニア1100円、学生800円、シネ・ヌーヴォ会員/クラブ・フランス会員800円
  • 06-6582-1416
  • シネ・ヌーヴォ
    〒 550-0027
    西区九条1-20-24 大阪市

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