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                                                     「ニュー・ヘブン・カントリー裁判所前にてデモ活動 ボビー・シールとエリカ・ヒューギンズの裁判中」1970年5月1日 © Stephen Shames / Steven Kasher Gallery

 

質と量ともに氾濫する現在のデジタル視覚メディア環境が後世に残すものが何かを考える時、いわゆるメインストリームの写真史を常に疑問視し、検証し直し続ける姿勢は必要であると言わざるを得ません。このマスタークラスでは、あらゆる角度から写真とその物語性を包括的に読み解く視点を養います。19世紀からの写真史、つまり、ジュリアン・レヴィからアルフレッド・スティーグリッツに至る、第一次大戦と第二次大戦の間の期間(1919年から1939年)の、アメリカの「歴史修正主義」を実施した写真史や、アンドレ・ジェイムス、ヘルムート・ゲムシェイム、ボーモント・ニューホールによる「ヴィンテージ写真」、そしてマーガレット・キャメロンやイタリアのパパラッチの仕事例を通して「修正主義」者たちの歴史的な仕事までもカバーする、講義形式のマスタークラスです。

日時     4/7、4/8|10:00 – 18:00    ※ 15分前には集合してください。
会場   アンスティテュ・フランセ 関西 3階サロン (京都市左京区吉田泉殿町8)
言語 仏語(日本語通訳)
持ち物 お気に入りの写真集
受講費 ¥18,000(税込)
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François Cheval|フランソワ・シュヴァル

1954年生まれのフランソワ・シュヴァルは、歴史や民俗学を学んだ背景を持つ。

francois_cheval_masterclass-02-584x7301982年からジュラやレユニオンで美術館のキュレーターとして活動。1996年にはシャロン=シュル=ソーヌのニセフォール・ニエプス美術館のディレクターに就任。シュバルは写真から古い前提を取り除くこと、そして新しい博物館の形を通じて写真本来のあり方を表現し直すことに奮闘し、論議を呼んだ。最も大きな功績には、かの有名なデニス・ロシュをはじめ、ジョン・バト、ジェラール・コリン・ティエボ、ピーター・クナップ、マック・アダムズ、そしてラウル・クタールといった写真家の後世に残る回顧展、エリナ・ブロテルス、JH・エングストローム、クレア・シェブリエール、アントワン・ダカタ、シャルル・フレジェ、ラファエル・ダラポルタといった写真家たちの評価を確固たるものにした展覧会の数々がある。

 

 

 

 

 

 

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  • 2018-04-07 - 2018-04-08
  • 10:00 - 18:00
  • 18,000
  • masterclass@kyotographie.jp
  • アンスティチュ・フランセ関西―京都
    〒 606-8301
    吉田泉殿町8 京都市左京区 京都府