(フランス/2016年/100分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:アラン・ギロディ
出演:ダミアン・ボナール、インディア・エール、クリスティアン・ブイエット
脚本家のレオはフランス南西部ロゼールへの移動中、道端で不思議な魅力を持つ青年ヨアンに出会う。彼はマルセルという一日中爆音でピンク・フロイドを聞いている老人と暮らしている。いつしか三人の間に不思議な関係が生まれていく。またレオは広大な石炭質高原で狼を探しているとき、羊飼いのマリにも出会う。彼女はふたりの子供と父親と牧場で暮らしている。ふたりは惹かれ合い、数ヵ月後、子供が生まれる。自由奔放に振舞うレオに信頼を持てないマリは家を出て行ってしまう。困惑しながらも、赤ん坊とのふたりきりの生活を好むようになる。しかし脚本が書けないまま、生活が貧窮し、居場所もなくなったレオはふたたび狼たちのいる高原に立っていた。
「『垂直のまま』の企てとは、人間の不可思議な関係性についての感触を拡散してみせることではないだろうか。『そう、愛は創り直されるべきなのだ』(ランボー)。しかしさらに先へ行くべきだ。もっと大きな何かを新たに生み出すべきなのだ、ギロディはそう言っているのではないだろうか。男同士の間、男と女の間、人間と子供の間、人間と動物、そしてもっと広く、人間とプリミティヴなものとの間で。」ジョアキム・ルパスティエ、「カイエ・デュ・シネマ」725号
※上映後、アラン・ギロディ監督によるティーチイン(通訳付)司会:坂本安美
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- 2017-03-26 - 2017-03-26
- 19:30 - 21:40
- 一般1300円、シニア1100円、学生/京都シネマ会員/クラブ・フランス会員800円
- 075-353-4723
-
京都シネマ
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