5月26日(日)12:00「アバンチュールはパリで」

2009年 / 144分 / 35ミリ / カラー / 日本語字幕付
監督:ホン・サンス / 出演:キム・ヨンホ、パク・ウネ、ファン・スジョン

 

上映後、鈴木了二によるトークショーあり(司会=真下弘子)

 

夏の2ヶ月間、ちょっとした問題でパリでの暮らしを余儀なくされた韓国人画家サンナムが悲喜劇的なエピソードによってみせる様々な心の葛藤(パリで出会ったふたりの女性、そしてソウルから電話をしてくる妻、彼女たちの間で揺れ動くディレンマ)とその振る舞いがまるでオーケストラのように様々な音色とともに奏でられる、『獅子座』の現代版ともいえる作品。カフェや駅前、公園、名門美術学校エコール・デ・ボザール、郊外のドーヴィルそうしたパリの日常は、ホン・サンス映画の登場人物が往来することで、韓国の街にも繋がっていき、不思議な様相を帯びてゆく。原題の「夜と昼」は、監督自身が外国滞在中に、韓国の妻に電話して、「人は誰もが時間にしばられて生きているのに、同じ時間でも夜と昼がある」と気づき、本作の着想を得たことに由来している。

 

フィルム提供:ビターズエンド

 

 

05
26
  • 2013-05-26 - 2013-05-26
  • 12:00 - 14:00
  • 一般:前売り1000円、当日1200円、クラブ・フランス会員・学生・60歳以上の方:前売り800円、当日1000円aventure
  • KBCシネマ
    福岡市中央区 那の津1-3-21

<< 都市の映画、パリの映画史