6月30日(日)14:00:ローラ
KBCシネマ1・2

 

監督・脚本:ジャック・ドゥミ

出演:アヌーク・エーメ、マルク・ミシェル、ジャック・アルダン、アラン・スコット、エリナ・ラブールデット、アニー・デュペルー

1962年 / フランス / 85分 / 白黒 / シネマスコープ / モノラル 協力:シネタマリス

*この映画はグルーパマ・ガン映画財団と映画文化遺産のためのテクニカラー財団により修復されました。

 

港町ナントでの生活に退屈していた青年ローランは、幼なじみのローラに10年ぶりに再会する。ローランは彼女への愛に気づいて生きる希望を抱くが、キャバレーの踊り子をしているローラは7年前に街を去った恋人のミシェルを忘れられない…。さまざまな登場人物がすれ違いながらも再び出会う巧み な構成の物語を、クラシックやミシェル・ルグランの音楽にのせて、みずみずしく軽やかな演出で描いたドゥミの長編処女作。脚本も手がけたドゥミは、アヌーク・エーメの個性と魅力の新たな一面を引き出すべく、彼女を思い浮かべながら踊り子ローラを作り出した。時に陽気で時にメランコリックなこのヒロ インを、アヌーク・エーメは魅力たっぷりに演じ、見るものを虜にする。

故郷ナントを舞台にした本作でデビューしたドゥミは、2年後に『シェルブールの雨傘』でローランを再び登場させ、7年のちにローラのその後の生活を『モデル・ショップ』で描くなど、作品を超えて登場人物が行き交う世界を作り出してゆく。こうしたジャック・ドゥミの作品群の原点ともいえる『ローラ』。

今回は、ジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』の修復プロジェクトなどを手がけた仏・米の団体による2012年のデジタル修復完全版での上映となり、

撮影のラウール・クタールが美しく捉えたナントの光が、再び、スクリーンによみがえる。

 

06
30
  • 2013-06-30 - 2013-06-30
  • 14:00 - 15:45
  • 前売券(1作品):一般 1,200円
    当日券(1作品):一般 1,500円、学生・シニア 1,000円(購入時に学生証の提示)
  • KBCシネマ1・2
    〒 810-0071
    中央区那の津1-3-21 福岡市 福岡県

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