residence_pavillon

 

2018年5月3日(木)〜17日(木)

2001年に現代美術作家アンジュ・レッチアによってパリのパレ・ド・トーキョー内に創設されたパビリオンは現代美術のためのレジデンスです。2017年11月、同パビリオンはボルドー美術学校内に移転しました。これを機に、1984年以来ボルドー美術学校とパートナーシップを結ぶ九州産業大学は国際的なアートシーンで活動を始めるアートとデザイン分野の5名の新進アーティストを受け入れます。ボルドーに新設されたパビリオン初のプロモーションとして8か月間、海外で共同滞在をするメンバーは、スンヒ・チョー、アナイス・エ、ロール・シューブルヴィル、マルゴー・ズペル、モード・トリモリエール。目的地は九州に決定しました!

 

「パビリオンは若いアーティスト達のためにつくられた創作と交流のプラットフォームです。その主旨はヒエラルキー的な縦の構造による教育を発展させるのではなく、聞き、寄り添うことを基礎とした感性的なもののパルタージュを提案することにあります。この横に広がる教育学の展望の中で、海外でのワークショップを企画することはパビリオンにおける貴重な時間です。個々を豊かにし、一時的なコミュニティの形成に参加する体験を共有すること。旅の挑戦は脱領土化といえます。つまり、異なる文化に直面するために習慣から逸脱するということです。1988年以来、日本は私にとって特別な行き先でした。数々の日本滞在で私と自然との関係性は変容しました。また、コルシカで培った私の直観も深められました。パビリオンのアーティスト達と共に九州という島へ行くアイデアには、自然の要素に対する意識と一時的な次元に対する意識を高めたいという思いがあります。東京や大阪といった大都市以外の旅の選択はメガシティの混沌としたエネルギーを避け、日本人が想起する自然の脆弱性への認識をスケッチすることです。私たちの旅のキーワードは、そう、不変なのです。」

アンジュ・レッチア

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