フランス映画祭2014
第22回を迎えるフランス映画祭2014が、ユニフランス主催、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本の協力のもと2014年6月27日(金)から30日(月)まで東京、福岡で、7月2日から11日まで京都、大阪で開催されました。
日本未公開の長編12作品が上映され、上映監督を中心としたアーティスト代表団が来日し、今年はトニー・ガトリフ監督が団長を務めてくださいました。
今年のフランス映画祭は、東京と地方合わせて6748人の観客を動員しました。
上映作品と来日ゲスト2014
- 『グレート デイズ!-夢に挑んだ父と子-』(監督:ニルス・タヴェルニエ)
来日ゲスト:ニルス・タヴェルニエ、ファビアン・エロー
- 『2つの秋、3つの冬』(監督:セバスチャン・ベベデール)
来日ゲスト:セバスチャン・ベベデール
- 『ジェロニモ-愛と灼熱のリズム』(監督:トニー・ガトリフ)
来日ゲスト:トニー・ガトリフ
- 『俳優探偵ジャン』(監督:ジャン=ポール・サロメ)
来日ゲスト:ジャン=ポール・サロメ
- 『バベルの学校』(監督:ジュリー・ベルトゥチェリ)
来日ゲスト:ジュリー・ベルトゥチェリ、ブリジット・セルヴォーニ
- 『イヴ・サンローラン』(監督:ジャリル・レスペール)
来日ゲスト:ジャリル・レスペール
- 『バツイチは恋のはじまり』(監督:パスカル・ショメイユ)
来日ゲスト:ダニー・ブーン
- 『友よ、さらばと言おう』(監督:フレッド・カヴァイエ)
来日ゲスト:フレッド・カヴァイエ
- 『間奏曲はパリで』(監督:マルク・フィトゥシ)
来日ゲスト:マルク・フィトゥシ
- 『素顔のルル』(監督:ソルヴェイグ・アンスパック)
- 『スザンヌ』(監督:カテル・キレヴェレ)
- 『暗くなるまでこの恋を』(監督:フランソワ・トリュフォー)
日仏共同制作の『2つの窓』が今年のカンヌ映画祭にノミネートされた、映画監督の河瀬直美氏がフランス映画祭のオープニング・セレモニーに特別招待されました。
アーティスト代表団として、ユニフランス・フィルムズ・インターナショナル会長ジャン=ポール・サロメ、代表イザベル・ジョルダーノ、ジル・ルノワール(副事務局長)、マリア・マントゥリス(映画祭担当)も来日しました。
来日ゲストのスケジュール
来日ゲストはそれぞれ自身の作品上映後にトークショーを行い、他にも劇場公開に際するプロモーションのため取材を受けました。更には、映画美学校にて2つの特別講義:セバスチャン・ベベデール監督(2つの秋、3つの冬)による『「いま」映画を撮ることについて』、そしてトニー・ガトリフ監督(ジェロニモ-愛と灼熱のリズム)による『映画を創りつづけることについて』が行われました。
アンスティチュ・フランセ日本の協力により、地方で監督によるトークイベントも開催されました。マルク・フィトゥシ監督(間奏曲はパリで)は京都と大阪でトークショーを、トニー・ガトリフ監督は福岡で自身の作品上映後トークショーを行いクロージング・セレモニーに参加しました。
女優たちのフランス映画史
映画祭と同時に、アンスティチュ・フランセ日本はアンスティチュ・フランセ パリ本部の協力のもと、1950年代から現在に至るまでの偉大な女優たちを通してフランス映画史を辿るというテーマで長編12作品を上映しました。
カルチャー誌「レ・ザンロキュプティーブル」の編集長ジャン=マルク・ラランヌは、フランス映画に名声を与えた女優の歴史についての講義をアンスティチュ・フランセ東京と映画美学校で行いました。