アンスティチュ・フランセ日本は、文学とBD(フランスの漫画)の祭典、
第7回『読書の秋』を開催します。

 

 

2014年は第一次世界大戦開戦から100年を迎える記念の年です。『読書の秋2014』では、1990年度ゴンクール賞受賞作家(邦題『名誉の戦場』)、ジャン・ルオーを招聘し、映画監督の諏訪敦彦ローラン・ヴェレ松沼美穂といった、日仏の歴史の専門家、芸術家を交え、多分野に渡る視点から行われる討論会『戦争を話す : 芸術家と歴史家』を開催します。また、日本の皆様と共に集団としての記憶や、大戦の描写について考察を巡らせて頂けるよう、第一次世界大戦に関した一連の記念映画上映会が『読書の秋2014』の開期を通して行われます。

『読書の秋2014』では、再びBDが特集されます。イカロス出版による、第一次世界大戦中に使用された戦闘機「エース」の操縦士を主人公にした『エーデルワイスのパイロット』シリーズで知られるロマン・ユゴーが日本を訪れます。ユゴーと共に、DUブックス出版から初の邦訳作品『ジョゼフィーヌ』が発売されるペネロープ・バジューも来日。二人は、11月23日(日)、東京ビックサイトで開催される、パートナーイベント、海外マンガフェスタにも参加し、ジム・リーや、ヤマザキマリといった、日本と海外の漫画家とトークイベントを行います。この催しに先駆け、日本の著作権事務所や来日中のBD作品出版社へ向けた関係者による催しも予定されています。

フランスの現代小説も大きく紹介されます。フェミナ賞受賞作家(邦題『人生は短く、欲望は果てなし』)であるパトリック・ラペイル、また最新作『Il faut beaucoup aimer les hommes』でメディチ賞を受賞したマリー・ダリュセックが来日。マルグリット・デュラス生誕100周年の今年、デュラスの関連映画作品の上映会を行うとともに、作家ダリュセックによるデュラス文学をめぐるディスカッションも予定されています。1ヶ月のフェスティバルを通して、アンスティチュ・フランセ日本の各支部、アリアンス・フランセーズ、更にパートナー各機関・企業の施設等、日本各地において、対談や討論会など、文学に関連する多彩な催しが開催されます。皆様の御来場をお待ちしております。

 

「読書の秋 2014」のパンフレットはこちらからダウンロードできます。

* p.10 に掲載の「マリー・ダリュセックと平野啓一郎を迎えて」のイベントは、都合により中止となりました。

 

 

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  • 2014-11-01 - 2014-11-29
  • アンスティチュ・フランセ東京 ほか
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都


読書の秋 2014

2014-11-01 マリー・ダリュセックとマルグリット・デュラスを語る対談 : 関未玲 司会 : 高頭麻子
2014-11-09 『エクリール』、『若きイギリス人パイロットの死』
2014-11-09 『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』
2014-11-11 - 2014-11-30 第一次世界大戦から100年 1914 - 1918展  ―デジタル&インタラクション―
2014-11-11 対談 : パトリック・ラペイル&市川真人
2014-11-12 対談:関口涼子&橋本一径
2014-11-15 本とCDの市
2014-11-16 討論:戦争を語る―芸術家と歴史家
2014-11-20 - 2014-11-22 【パートナーイベント】 ロマン・ユゴー&ペネロープ・バジュー スペシャルサイン会!
2014-11-21 対談:惣領冬実&ペネロープ・バジュー
2014-11-22 ワークショップ : ペネロープ・バジュー
2014-11-22 『第一次世界大戦のアフリカ人兵士たち』
2014-11-22 『ロング・エンゲージメント』
2014-11-23 【パートナーイベント】 海外マンガフェスタ2014
2014-11-29 『大いなる幻影』
2014-11-29 『フランス』
2014-11-29 『コナン大尉』