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今年で9回目を迎える文学とBD(バンド・デシネ)の祭典『読書の秋』。アンスティチュ・フランセ日本は、フランスで話題の作家たちを招聘し、10月~11月に亘り、日本各地で多彩なイベントを開催します。

まずはBD部門から、『ラストマン』で2015年アングレーム国際漫画祭シリーズ部門大賞を受賞した注目の作家トリオ、バラク、バスティアン・ヴィヴェス、ミカエル・サンラヴィルを紹介します。アンスティチュ・フランセ東京では、『ラストマン』シリーズの邦訳出版を記念し、複製原画展を開催するほか、3人と同じくゴブラン映像学校の出身で、日本を拠点に活躍するアニメーター、トマ・ロマンとエディ・メホングの二人との対談イベントを行います。また、3人は、今年で5年目を迎える「海外マンガフェスタ2016」にも参加します。

文学部門では、2011年のベストセラー『リュシル―闇のかなたに』、2015年「ルノドー賞」受賞作『実話によると』(未邦訳)の著者、デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガンが来日。アンスティチュ・フランセ東京では、日本人女性作家、角田光代と対談いたします。

また、エッセイ『本の後には』(未邦訳)などを通して、世界のデジタル化が作家の仕事をどう変えるかという問いを投げかける作家、フランソワ・ボンが、同じ問題に関心を抱く作家、藤井太洋と対談します。

ヴァ レリー・ゼナッティは、『バイバイ、わたしの9さい!』(文研出版)などの児童書を手掛ける一方、小説『ジャコブ、ジャコブ』(未邦訳)が2015年 Livre Inter賞を受賞しました。二人の作家はともに大人の読者と同じように子どもを対象に書くことができます。この対談では、その二人が、戦争や死といった重大なテーマを取り上げることができるという小説の可能性について話し合います。また、対談と合わせて、2005年出版のゼナッティの小説をもとにした映画作品、『海に浮かぶ小瓶』(2010年)を上映いたします。

その他、若き日のルイ14世とマザリナード文書に焦点をあて、ディスカッションや関連映画作品の上映を行うほか、毎年恒例となった「本の市」も行います。
みなさまお誘い合わせの上、『読書の秋2016』 をお楽しみください!

 

 

※ 『読書の秋2016』パンフレットのダウンロードはこちらから!

 

 

 

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06
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  • 2016-10-06 - 2016-11-25
  • 詳細については各イベントの紹介ページをご覧下さい。


読書の秋 2016

2016-10-06 - 2016-10-30 『ラストマン』複製原画展
2016-10-22 対談:日本の影響を受けたフランスのアニメーター世代
2016-10-23 【パートナーイベント】 海外マンガフェスタ 2016
2016-10-27 - 2016-10-30 『はちみつ色のユン』原作者・監督 Jung(ユング)来日
2016-11-05 ルイ14世の幼年時代
2016-11-06 対談 : デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガン& 角田光代
2016-11-12 本の市
2016-11-13 対談 : フランソワ・ボン & 藤井太洋
2016-11-18 『海に浮かぶ小瓶』 文学にもとづく映画
2016-11-18 対談:ヴァレリー・ゼナッティ & 江國香織