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(フランス/1985年/130分/カラー/35mm/日本語字幕付)
監督:ジャック・リヴェット
出演:ファビエンヌ・バーブ、リュカ・ベルヴォー、オリヴィエ・クリュヴェイエ

 

1931年の南仏。地主の旧家「嵐が丘」では父の死後、新たに家長となったギョームが父に拾われた孤児のロックを邪険に扱っていた。また、ギョームの妹カトリーヌとロックは深く愛し合っていたのだが、彼女は近くに住むブルジョワのランドン家のオリヴィエと結婚してしまう。ショックを受けたロックは姿を消してしまう。3年後、復讐心に燃えたロックが再び兄妹の元に現れる。リヴェットはエミリー・ブロンテの仏語訳版「嵐が丘」の挿し絵になっているバルテュスの画やバタイユの論考に刺激されて、本作のイメージを組み立てていった。父の亡霊を初め、怪奇的雰囲気が冒頭から漂う。
「フランス南西部を舞台としながら、そのことで逆に原作の重要な構成要素を保つことができた。ひとつは厳格な雰囲気だ。それはすべての登場人物に見出せる非常に幻覚なプロテスタンディズムに結び付いている。そしてもうひとつは地形であり、原作の舞台と同様に田畑と孤立した城を分ける広大な荒野がある。物語のアクションは4人の主要人物の激しい愛の闘いを中心に展開する。」ジャック・リヴェット

 

 

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  • 2016-10-15 - 2016-10-15
  • 17:30
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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