(1952年/98分/モノクロ/デジタル/日本語字幕)
監督:ジャック・ベッケル
出演:シモーヌ・シニョレ、セルジュ・レジアニ、クロード・ドーファン、レイモン・ビュシェール、ウィリアム・サバティエ、ダニエル・マンダイユ
1898年、パリ郊外のマルヌ川。週末の船遊びに興じる一行の中に、「黄金の兜」という名で呼ばれる美しい娼婦マリーがいた。やくざ者の情夫ローランへのマリーの気持ちはすでに冷めていて、休憩に立ち寄ったカフェで偶然働いていた大工のマンダに心惹かれるのだが…。
【講師のことば】
本作は前回冬休みのシネ・リセで取り上げた『大いなる幻影』で助監督を務めたジャック・ベッケルによる1952年の作品です。ベッケルはナチス占領下の1942年に監督デビューし、まさに円熟期を迎えた1960年に53歳の若さで亡くなりました。近年、彼の映画は世界的に再評価されており、特にギャング映画『現金に手を出すな』(53)のハードな作風で有名ですが、アキ・カウリスマキやクロード・ミレールらの名監督は本作『肉体の冠』をより高く評価しています。「非情な男の世界」と「運命の恋」を見事に描いたベッケルの演出を見ていきましょう。
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- 2018-03-31 - 2018-03-31
- 14:00
- 開場:15分前
- 入場料金: 500円 ※中学生以上、20歳以下対象。一般の方はご遠慮ください。
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
- チケット販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
市谷船河原町15 新宿区 東京都
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