ケラスコエットは、マリー・ポムピュイとセバスチャン・コセによる作画ユニットです。
セバスチャン・コセは1975年パリ生まれ。学生時代は、授業をそっちのけでノートに絵ばかり描いていました。1993年に経済・社会系のバカロレアを取得。その後、美術学校で2年間応用美術を学び、環境建築の上級技術者免状(BTS)を取得します。この資格は、コセが一番情熱を駆り立てられる分野、バンド・デシネの世界へと扉を開いてくれました。
マリー・ポムピュイは、1978年ブレストに生まれました。18歳で科学系バカロレアを取得すると、パリに上京。美術学校オリヴィエ・ド・セールでグラフィックを学び、同じくエスティエンヌで科学・医療系専門のイラストレーションを学びます。
アトリエを共有していた二人は、やがて本格的に一緒に活動を始め、あらゆる分野でイラストレーションの可能性を探求します。バンド・デシネでは、日本でも翻訳が刊行された『かわいい闇』(河出書房新社)のほか、『Donjon Crépuscule(トワイライト・ダンジョン)』(共作)や『Miss pas touche(ミス・アンタッチャブル)』など、毎回異なるスタイルの作品を既 に多く出版しています。さらにアニメーションや子どもの本のイラストレーション、ギャラリー・ラファイエット、ボン・マル シェといったパリの有名百貨店の広告やショッピング・バッグのヴィジュアルも手がけています。
りんたろうは、 日本アニメーションの巨匠と呼ばれる映画監督の一人です。脚本家として、同時に演出家として、多様なスタイルの漫画の作品を映画化しています。特に手塚治 虫(『メトロポリス』)、トーヴェ・ヤンソン(『ムーミン』)、松本零士(『銀河鉄道』)、クランプ(『X』)をアニメ化したことで広く知られています。
バンド・デシネの翻訳家である原正人が、様々なイラストレーションの世界の旅となるこの対談の司会を務めます。
また、アンスティチュ・フランセ日本はケラスコエットの両作家そろっての来日準備にあたり、特に河出書房新社により多大なご協力とご支援を賜りました。心からの感謝の意を表します。
- 2015-11-14 - 2015-11-14
- 17:00 - 19:00
- フランス語(日本語同時通訳付)
- 無料
- アンスティチュ・フランセ東京受付 03-5206-2500
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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