エッセイスト、文学評論家であるラキス・プロギディスは、1993年に文芸雑誌”L’Atelier du roman”を創設し、それ以来編集長を務めるとともに、『小説の征服-パパディアマンティスからボッカチオへ』(La Conquête du roman – De Papadiamantis à Boccace 1997, Les Belles Lettres)『霧の向こうで、フランス現代小説についてのエッセイ』(Nota bene, 2001, Canada)、『戦争と小説』(Guerres et Roman, ミッシェル・デオンとの共著Flammarion,2006)等の小説の技法に関するエッセイ5作を出版してします。 ラキス・プロギディスはPrix Amic de l’Académie française (1999)をはじめ、多数の文学賞を受賞しました。

今回の講演では、今日のフランス語のあり方についての再考を促します。

『フランス語の擁護と新顕揚』

要約 :

ジョアシャン・デュ・ベレエがかの有名な『フランス語の擁護と顕揚』を上梓したのは,1549年のことであった。この作品は現在ではむしろプレイヤード派の宣言として知られている。デュ・ベレエの作品の10年前には,フランソワI世がフランス語を公用語にすることを宣言したヴィレル・コトレの王令が出されている。しかし,フランス語を深くそして決定的なかたちで特徴づけることになる出来事は,1532年のフランソワ・ラブレーによる『パンタグリュエル』の出版であった.ラブレーがフランス語によってなしとげたことは,第一にギリシャ語,ラテン語のそれとは異なる普遍主義をうながすということであり,第二には個人の体験を丸ごと把握するということであり,第三には言語を人間の喜びに関係づけるという作業だったのである。

 

ラキス・プロギディスは4月19/20日に日仏会館で行われる国際シンポジウム「日仏翻訳交流の過去、現在、未来」に参加します。

 

2014年4月22日(火)19時-21時

アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ

入場無料 日本語同時通訳つき

お問い合わせ:03-5206-2500

 

 

 

 

 

 

 

04
22
  • 2014-04-22 - 2014-04-22
  • 19:00 - 21:00
  • 無料
  • 03-5206-2500
  • 日本語同時通訳付
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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