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斎藤麗は2003年からヨーロッパで活動する日本人アーティストです。日本そしてパリ国立高等美術学校での勉強と、アムステルダムのライクスアカデミーにおける滞在制作の後、現在はパリをベースにキュイジーヌ・エグジスタンシェルという一期一会のフード・パフォーマンスを展開しています。

「Cuisine Existentielle(キュイジーヌ・エグジスタンシェル)」とは、美しく美味しくコンセプチュアルな、参加型インスタレーション/パフォーマンスです。

オデュッセイアやギリシャ神話、イタリアの初期ルネサンス絵画など美術史のモチーフに日仏語の言葉遊びを織り合わせ、特別な機会、場所、招待客のための、一度限りのレシピ及びタイトルが出来上がります。

ある限定された日時にある特定の場で共有された風味と行為は記憶となりながら、この消えてしまう風景を食する参加者もパフォーマンスの一部となり、あたらしい物語が創造されていきます。

これまでのプロジェクトは、ダムの水底から浮かび上がった風景を30キロのチーズで再構成した一晩限りの展覧会(Microclimat, パリ市主催Nuit Blanche, 2015)、シャンパン製のゼリー彫刻がスウィングし始めるサウンド・インスタレーション(Swinging Jelly, パレ・ド・トーキョーの館外企画Lunes Révolues, 2015)、セレクトショップColletteのためのナルシスティックなお菓子(Honoré, 2016)など、パリを中心に様々な場所で発表されています。

キュイジーヌ・エグジスタンシェルの活動は、France Cultureのラジオ番組「On ne parle pas la bouche pleine(タベモノヲ頬張ッタママシャベラナイ) !」でも数回にわたってまとめられ、反響を呼びました。

アンスティチュフランセ東京では、エグジスタンシェル・キュイジーヌのワークショップ/レクチャー(おやつ付きアーティスト・トーク)を開催します。

 

予約はこちら

 

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30
  • 2017-09-30 - 2017-09-30
  • 15:30 - 16:30
  • 1000円 ※予約は9月15日スタートです。
  • 0352062500
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 162-0826
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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