クリストフ・シャソルは、現実、世界、彼が出会うもの全て、彼に語りかけるもの全てを調和させて音楽を奏でることを目指しています。現実の一つのイメージから出発し、イメージが音を生み出す時に、それを捉え、編集して自らの音楽世界を作り上げます。
シャソルはイメージを複製して繰り返し、モンタージュにし、リズミカルで視覚的なモチーフを作り出します。こうして生み出される音を調和させ、映画的かつ音楽的な作品を制作します。その成果は、「ウルトラスコア(ultrascore)」と名付けられた3部作となりました。
4枚目のアルバムとなる「ビッグ・サン(Big Sun)」で、クリストフ・シャソルは、ニューオーリンズで始まり(「ノラ・シェリ(Nola Chérie)」、2011年)、インドで続けられた(「インディアモア(Indiamore)」、2013年)、一連の3部作の最後を、彼の出身地であるアンティル諸島で締めくくります。マルティニークの街の音、人々の声、リズムを録音し、編集、モンタージュ、アサンブラージュを経て、70分にわたる27の作品が生み出されました。
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- 2015-05-30 - 2015-05-30
- 21:00 - 22:30
- 無料
- 03-5206-2500
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