2012年/122分/ブルーレイ/日本語字幕付
監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:クレモン・メタイエ、ローラ・クレトン、フェリックス・アルマン
70年代初頭、パリ。高校生のジルは政治闘争の熱狂にとらわれていると同時に創作活動にも没頭している。仲間たちと同様に、過激な政治行動と個人的願いの間にはさまれ悩んでいる。恋の出会い、芸術の発見を体験しながら、イタリア、そしてロンドンへと旅するジルと彼の仲間たちにも、波乱に満ちた時代の中で、自分の場所を見出すべき時が来る……。
「『5月の後の青春 アリス・ドゥボールへの手紙、1968年とその後』」(boid出版)を書いたことで、私はあの時代と和解することができました。『冷たい水』を撮ったときは、68年後の感受性の鋭いあの時代を描くことに躊躇いを感じていました。あの頃の洋服、色、人々のふるまい…。『冷たい水』はこの時代を再訪していますが、その後のエネルギー、たとえばパンク・ロックのエネルギーを通して再訪しました。ヒッピー的なものを描くにはまだ不安がありました。『5月の後』では、この時代が視覚的に、感覚的にどんな時代であったのか再現することが不可欠に思えました。(…)急ぎ足で通り過ぎながらも、私は、青春を送ったあの時代に、ポエジーのようなものを感じた気がしていました。その時に感じたことによって、あまり知られていないこの時代について、いつかもっと豊かな映画を作れるのではないかと思っていました。」(オリヴィエ・アサイヤス)
「私は、私が青春を送ったこの時代に、短い間だったけど、ポエジーのようなものを感じた気がしました。(…)その時に感じたポエジーによって、ある日、あまり知られていないこの時代についてもっと豊かな映画を作れるのではないかと思っていました。」(オリヴィエ・アサイヤス)

「スクリーンにしずくのように散りばめられた逸話的な思い出の穴の中で、『5月の後』はある逆説、若者たちがあらゆることをする時間があるとまだ思っていた荒れ狂う喧噪の時代の逆説が描かれた絵の中で、驚くべきものに触れている。奔放であるより、厭世的で、優しさに満ちた『5月の後』は、より親密なシーン、芸術と恋愛へと主人公が歩み始める道程に凝縮していくときにもっとも美しい瞬間を迎える。そうした瞬間はアサイヤスの映画でリフレインのように反復される主題として描かれてきた。」(ジュリアン・ゲステール、「リベラシオン」紙)

フィルム提供:MK2、東京国際映画祭

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16:00
一般1200円/学生800円/会員500円
アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)


アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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