Petit tailleur

『小さな仕立屋』

2010年/44分/デジタル上映/モノクロ/英語字幕付→日本語字幕付
監督:ルイ・ガレル
出演:アルテュール・イギャル、レア・セドゥ、アルベール・グラン

 

20歳のアルチュールは、アルベールのアトリエで仕立屋の見習いとして働いている。80歳になるアルベールはアルチュールを息子のように愛し、自分のアトリエを彼に引き継ごうと思っている。アルチュールはしかし、女優マリー=ジュリに一目惚れし、すべてを投げうって、彼女と生きていくことを誓うが…。俳優ルイ・ガレルの監督第二作目。美しいモノクロによって2010年のパリのカフェ、ネオン、光、小道は、60年にヌーヴェルヴァーグの作家たちによって捉えられたパリを彷彿させる。

「絶対的に俳優の側にあり、同時に絶対的に監督の側にある何かを描くということ。若干27歳のルイ・ガレルはその両方への深い知識によって、本能的にそのふたつの道を受け止め、短くて美しい作品を届けてくれた。」(フィリップ・アズーリ、「リベラシオン」)

 

Le Petit Chaperon rouge

© Naoko Tamura

 

『赤ずきん』

2008年/35分/35ミリ/カラー/日本語字幕付
監督:青山真治
出演:ジュディット・シュムラ、ルー・カステル アルバン・オマール、ジャン=クリストフ・フォリー

 

20歳のデルフィーヌ。70年代の闘争の時代、そして無政府主義活動を生きるにはあまりに遅く生まれすぎた娘だ。だが彼女にとってそれらは過去の遺物ではない。いま彼女は行動を起こすべく、ある男と、あるものを探しにジュヌヴィリエへやって来た。
本作はジュヌヴィリエ国立演劇センターの依頼により青山真治監督がはじめてフランスでメガホンを撮った作品。

「ジュヌヴィリエ、まず何よりこの街自体が私の興味を惹きつけました。この街は、数年前に暴動が起きたセーヌ=サン=ドニ県の隣、パリ郊外に位置します。そこにはセーヌ川が流れ、しかも港まであります。自分自身が港を持つ郊外の出身ですし、一種の愛着を感じました。あと舟を撮影できる可能性も私を喜ばせました。あえて日本人が、ジャン・ヴィゴの『アタラント号』(34)のようにセーヌの舟を撮影してみる、それも悪くないのではと思ったのです。」(青山真治)

 

フィルム提供:青山真治

04
13
14:30
一般1200円/学生800円/会員500円
アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)


アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
東京都 新宿区市谷船河原町 15

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