Oublie-moi

1995年/95分/35ミリ/カラー/日本語字幕付
監督:ノエミ・ルヴォヴスキ
出演:ヴァレリア・ブリュニ=テデスキ、エマニュエル・ドゥヴォス、エマニュエル・サランジェ

 

ナタリーは、恋人のエリックから突然別れを告げられる。ナタリーを愛するアントワーヌは、困惑した彼女を受け止めようとするのだが、ナタリーは彼の愛に答えることができず、自分を見失っていく……。最新作『カミーユ、ふたたび』でさらに高い評価を得ているノエミ・ルヴォヴスキの長篇処女作。狭い質素なアパルトマンや、カフェ、メトロのホームで、登場人物たちが、孤独から逃れるために、熱に浮かされたように走り、狼狽し、電話し、語らい、口論する姿が生き生きと描かれている。フィリップ・ガレルに「男と女が五分五分に描かれている希有な映画」と絶賛され、この後、ガレル作品の脚本執筆にも参加するようになる。

「別れによって、人々がどのように打ちのめされ、惨憺たる状態に追いやられることがあるのかを描きたいと思いました。この映画の中では、登場人物がいつも話していますが、話すことがつねにひとつのアクションであるような映画を作ろうとしました。そして孤独になり、落ち込んだりしないために、どのように人は走ったり、うろたえたり、電話をしたり、話したり、口論したりするのかを描きたかったのです。」ノエミ・ルヴォヴスキ

 

 

 

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  • 2013-04-14 - 2013-04-14
  • 13:30
  • 一般1200円/学生800円/会員500円
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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