(2010年/フランス/164分/カラー/英語字幕付/35mm)
監督:アブデルティフ・ケシシュ
出演:ヤヒマ・トレス、アンドレ・ジャコブス、オリヴィエ・グルメ
「こんなに猿に見た人間の顔を見たことは今までなかった。」1817年、パリ、国立医学アカデミーで、サーティエ・バートマンの身体を前にして、解剖学者のジョルジュ・キュヴィエはきっぱりと述べ、その場にいた研究者たちはみな、彼の演説に拍手する。7年前、南アフリカを主人のカエザールとともに出国したサーティエはロンドンの見世物小屋で観客たちの好奇の目にさらされていた。足かせをはめられながら自由である女性サーティエは、「ホッテントットのヴィーナス」と呼ばれ、いつかは上に昇ってゆきたいと夢を描く社会の底辺で暮らす人々のイコン的存在であった。
「『黒いヴィーナス』は完全なる暗さに包まれた作品であるが、激しい熱狂と、そして過激さを兼ね備えている。ピアラの『ヴァン・ゴッホ』以来の美しさを湛えているとさえ言えるだろう。」(ジャン=バプティストモラン、「レ・ザンロキュプティーブル」)
フィルム提供:アンスティチュ・フランセ パリ本部
10
20
- 2013-10-20 - 2013-10-20
- 17:00
- 開場 : 20分前
- 一般1200円/学生800円/会員500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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