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(フランス/2008年/97分/デジタル/カラー/日本語字幕付)
監督・クリストフ・オノレ
出演:レア・セドゥ、ルイ・ガレル、グレゴワール・ルプランス=ランゲ

 

ジュニーは、母をなくして従兄弟のマチアスの一家のもとに身を寄せ、パリの高校に転校する。マチアスの仲間たちが好意を示す中で、ジュニーはおとなしいオットーと付き合い始めるが、イタリア語教師ヌムールと出会い、強く惹かれ合う。ヌジョニーはムールへの想いを隠し、オットーへの貞節を守ろうとするが、誤解から悲劇が生まれる…。当時、まだ大統領になる前のニコラ・サルコジが公務員の国家試験にラファイエット夫人の17世紀末の小説『クレーヴの奥方』が出題されていることをばかげたことだと発言したことに怒りを覚えたクリストフ・オノレが同作を現代のフランスの高校を舞台に映画化した(同作はこれまでにマノエル・デ・オリヴェイラらによっても何度か映画化されている)。「才能あふれる若き俳優たちの口から飛び出す台詞は、驚くほどに適切である。演出(そして、スクリーンをいっぱいにする、顔、衣装、装飾)の現代性と台詞の文学性のずれが形態と本質の完璧な融合を生み出すことで、人と人の間の障害が無くなる。現代人を間近で観察するために、突然外に飛び出すロメールのように、クリストフ・オノレは登場人物に言語、つまり豊富な動詞と言葉という見事な贈り物を与えることで、彼らを偉大にしている(アブデラティフ・ケシシュの『身をかわして』やローラン・カンテの『パリ20区、僕たちのクラス』も同様)」。ファビアン・レイル 「クリティカ」

 

 

フィルム提供:オンリー・ハーツ、アンスティチュ・フランセ パリ本部

 

06
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  • 2015-06-06 - 2015-06-06
  • 12:30
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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