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(フランス/1974年/126分/35ミリ/カラー/日本語字幕付)
監督:ジャン・ユスターシュ
出演:マルタン・ロエブ、イングリット・カーフェン、ジャクリーヌ・ドュフランヌ、モーリス・ピアラ

 

13歳のダニエルは、優しい祖母と一緒にフランス南部の小さな村ベサックに住み、友人たちと毎日自転車に乗ったり、サーカスを見に行ったり、ちょっとしたいたずらや遊びに興じながら穏やかな日々を過ごしている。ある日母親に引き取られることになり、ナルボンヌの小さなアパートで母の恋人、ホゼ・ラモスと三人で暮らしを始める。村とはすべてが異なるだけでも戸惑う彼に母は勉強をやめて働けと言い、バイクの修理屋に勤めさせる。単調な日々が始まるが、カフェで年長の若者たちと知り合い、異性との出会いを求める彼らから影響を受け、ダニエルにも少しずつ性の目覚めが訪れる…。題名はアルチュール・ランボーの初期の詩の題名から採られている。ユスターシュの思春期を描いた自伝的作品である本作は本人によって映画化を長い間切望された企画であり、『ママと娼婦』の成功の後、ようやくそれが実現した。なお、本作でも描かれているユスターシュと固い絆で結ばれていた祖母のオデット・ロベール(71年には彼女をインタヴューしたドキュメンタリー『ナンバー・ゼロ』も撮っている)が撮影中に死去し、ユスターシュは悲しみの中、心身ともに疲弊しながらもこの青春映画の傑作を撮り上げた。

 

「ピアラの映画では、幼少期の男の子は剥き出しにされ、トリュフォーの映画では、少年は極端に感じやすい。ユスターシュの映画では、すべての感情が抑えられ、外見上は取るに足らないが、内面において、登場人物は衝撃を感じている。登場人物は表明することなく衝撃を吸収する。そのことによって、ユスターシュはルノワールのみならずブレッソンに通じ、超然という理念を彼と共有する。」ジャン・ドゥーシェ、「カイエ・デュ・シネマ」

 

フィルム提供:ユーロスペース、タマサ・ディストリビューション

06
21
14:30
開場:20分前
一般:1200円 学生:800円 会員:500円
アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)


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