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(フランス/1976年/122分/35ミリ/カラー/日本語字幕)
監督:ジョゼフ・ロージー
出演:アラン・ドロン、ジャンヌ・モロー、シュザンヌ・フロン、ミカエル・ロンダル、ジュリエット・ベルト

 

1942年3月、ドイツ軍占領下のパリ。人々は暗く沈んでいたが、美術商ロベール・クラインは、裕福なユダヤ人たちが手放さざるを得ない美術品を安く買いたたいていた。ある朝、彼の元にユダヤ人コミュニティの情報紙“ユダヤ通信”が送られてくる。なぜ、ユダヤ人ではない自分宛に送られて来たのか?自分と同姓同名の人間がいて、その男がユダヤ人だとしたら…。危険を避けるために始めた“もう一人の自分探し”。ドロンは、ナチスドイツのユダヤ人狩りを背景に、自分の“ドッペルゲンガー”を追わずにはいられない男の自らのアイデンティティーを賭けた焦燥を演じる。ドロン自らがプロデュースに乗り出し、「最も誇りとしている作品」。

「『パリの灯は遠く』の脚本を読んだロージーはすぐに私に電話してきた、「私がこの映画を撮る!」と。そして「クライン氏を演じてみたいか」と聞かれた。私は「もちろんです」と答え、そして製作も手がけることになった。」(アラン・ドロン)

 

川喜多記念映画文化財団所蔵作品

 

 

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23
  • 2015-10-23 - 2015-10-23
  • 19:00
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    新宿区市谷船河原町15 東京都

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