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『街をぶっ飛ばせ』
(ベルギー/1968年/13分/デジタル/モノクロ/台詞なし)
出演:シャンタル・アケルマン

若い女性が鼻歌を歌いながら、料理をすると思いきや、キッチンをめちゃくちゃにし、壁を汚し、顔に食べものを塗りたくる。そして驚くべきラストへと向かっていく。「アケルマンがブリュッセル映画学校の卒業制作として撮ったこの13分の処女作にアケルマン作品の原型がすでに認められることに驚きを禁じえない。」E・ブルトン、『ブレフ』

「アケルマンの反逆的作品群の出発点となる怒りと破壊的エネルギーに満ちたパンク的な作品。」オリヴィエ・ペール

 

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『おなかすいた、寒い』
(ベルギー=フランス/1984/12分/35ミリ/モノクロ/無字幕・日本語同時通訳付)
出演: マリア・ドゥ・メデイロス、パスカル・サルキン

ブ リュッセルから一文無しでやって来た二人の若い女の子たち。うぶなふたりが愛について語り合いながらパリの街をさすらう。ふたりはレストランに入り、歌 い、見物料を集めようとしたところ、ひとりの男性に出会う…。アケルマンがヌーヴェルヴァーグを再訪した『20年後のパリところどころ(新パリところど ろ)』の一篇。

 

 

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『8 月15日』
(ベルギー/1973年/42分/デジタル/モノクロ/英語字幕英語バージョン・フランス語字幕
共同監督:サミ・ズリンガーバウム
出演:クリス・ミリコスキ

1973年8月15日。パリで居候できる場所を探していたフィンランド人の若い女性、クリスは、アケルマンの友人で映画作家のサミ・ズリンガーバウムの家に住むことになる。クリスは子供のような英語で一日中話している。アケルマンとズリンガーバウム、ふたりの映画作家は彼女のお喋りに魅了され、いらだちながらも、彼女が語る姿を撮影する。人生の断片を語る彼女は、無意識ながら自分の脆弱さをあらわにしていく。

 

 

※上映後、ニコラ・エリオットによるレクチャーあり

 

 

 

 

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  • 2016-02-12 - 2016-02-12
  • 19:00
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都

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