cinema1603171900_1

 

『消え去るものはなにもなく』
(2007年/52分/デジタル/カラー/日本語/フランス語字幕日本語・フランス語/日本語字幕
監督:レティシア・ミクレス

 

2007年、第60回カンヌ映画祭にて『殯の森』がグランプリを受賞するほか世界的に著名な映画監督、河瀬直美自らが、彼女の人生と映画との間のかけがえのない関係を語るドキュメンタリー。生い立ち、個人的な体験を明かす監督自身の言葉から、彼女の映画の世界が徐々に明かされていく。本作はまた私たち自身の世界との関係、私たちを囲むものの脆弱さ、流れ行く時間、それでもなお忘却に抗うものについて問う。

 

 

cinema1603171900_2

 

『トーキョー・フリーターズ』
(2011年/47分/デジタル/カラー/日本語部分・英語字幕、ナレーション部分、英語)
監督:マルク・プティジャン

 

 

1980年代後半に生まれた当時、「フリーター」という言葉は、それまで伝統的だった会社に対して献身的な働き方から開放されたいと望んだ若い日本人たちを指していた。しかし現在ではこの言葉がかつて持っていた自由でポジティブなイメージは失われ、生活の不安定さから来る苦しい現実を指し示すようになっている。監督は、自分たちの置かれた状況に明晰であると同時に絶望的な視線を向けるこれらの“使い捨て労働者”たちと排除に抵抗する戦いに転向したかつてのフリーターたちの言葉を拾う。本作はドイツ=フランス共同テレビ局、アルテにて放映された。

 

 

※上映後、雨宮処凛とマルク・プティジャンによるトークショーあり。

 

 

 

03
17
  • 2016-03-17 - 2016-03-17
  • 19:00
  • 開場:20分前
  • 一般:500円 学生・会員:無料
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都

<< フランス人映画作家による日本へのまなざし‐ヴィラ九条山招聘アーティストによる映像作品上映