(アメリカ/1964年/131分/デジタル/カラー/日本語字幕付)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ショーン・コネリー、ティッピ・ヘドレン、マーティン・ガベル、ダイアン・ベイカー
幼少期のトラウマから盗みを重ねるようになった美貌の女と彼女を救おうとする夫との心理的葛藤を仕立てに描いたヒッチコックの隠れた名作。同監督の「鳥」でミステリアスな女性を演じたティッピ・ヘドレンが少女と大人の二面性を持つエキセントリックなヒロインを熱演。彼女の登場場面の素晴らしさは必見だ。
「『マーニー』はわたしの大好きなヒッチコック映画です。(…)マーニーが悪夢にうなされる夜のシーンは映画のなかでも最もすばらしいシーンのひとつです。」(フランソワ・トリュフォー、『定本 ヒッチコック映画術・トリュフォー』山田宏一・蓮實重彦)
※上映後、ケント・ジョーンズ(『ヒッチコック/トリュフォー』監督)と篠崎誠監督による対談あり(司会:松井宏)。
ケント・ジョーンズ
1960年生まれ。映画批評家、脚本家、映画祭ディレクター。
映画批評家として「Film Comment」誌などに執筆を続けながら、2013年よりニューヨーク映画祭のディレクターに就任。20年来マーティン・スコセッシのプロダクションのアーカイヴを担当し、世界中の隠された傑作を保存・普及するスコセッシの「ワールド・シネマ・プロジェクト」にも携わっている。また何本かのドキュメンタリー作品(『Val Lewton: The Man in the Shadows ヴァル・リュートン、影の中の男』[2007]など)を監督として手掛けたほか、『A Letter to Elia エリアへの手紙』(2010)ではスコセッシとの共同監督を担った。批評家としての主な著作に『L’argent』(British Film Inst, 1999)、『Physical Evidence: Selected Film Criticism』(Wesleyan University Press, 2007)などがある。監督としての最新作『ヒッチコック/トリュフォー』(2015)が2016年内に日本でも公開されることになった。
ヒッチコック/トリュフォー
[2015年/80分/アメリカ]
監督:ケント・ジョーンズ/脚本:ケント・ジョーンズ、セルジュ・トゥビアナ/出演:マチュー・アマルリック(ナレーション)、ウェス・アンダーソン、オリヴィエ・アサイヤス、ピーター・ボクダノヴィッチ、アルノー・デプレシャン、デヴィッド・フィンチャー、ジェームズ・グレイ、黒沢清、リチャード・リンクレイター、ポール・シュレーダー、マーティン・スコセッシ
12月10日(土)より新宿シネマカリテ、12月17日よりシネマジャック&ベティ ほか全国順次公開
配給:ロングライド
- 2016-10-28 - 2016-10-28
- 18:00
- 開場:20分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
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