『カドリーユ』
(フランス/1938年/95分/モノクロ/デジタル上映/日本語字幕)
監督・脚本:サッシャ・ギトリ
出演:サッシャ・ギトリ、ギャビー・モルレー、ジャクリーン・ドリュバック
パリ=ソワール紙の編集発行人フィリップ(ギトリ)は、人気舞台女優ポーレット(モルレー)と六年間同棲生活を続けていた。ポーレットには女友だちがいる。実際家で進取の気性に富んだ記者クロディーヌ(ドリュバック)だ。フィリップはクロディーヌに、ポーレットにプロポーズするつもりだと密かに明かす。取材当日、パリに到着して間もないハリウッドの若手人気俳優カール・ヘリクソン(グレイ)は、宿泊先であるホテルの喫茶室にいたポーレットに目を留め、サインをねだる。カールに取材をしたフィリップは、返礼としてポーレットが主演する芝居のボックス席を彼に提供する。主演女優が以前であった女性であることに気づいたカールは楽屋にポーレットを訪ね、誘惑し始める。ポーレットはカールの魅力に屈して、彼と一夜を共にしてしまう。そのことを知ったフィリップは、腹を立て悲しむ。その後二人は、いったん和解し、よりを戻すのだが……。
『カンブロンヌのひと言』
(フランス/1937年/35分/モノクロ/デジタル上映/日本語字幕)
監督・脚本:サッシャ・ギトリ
出演:サッシャ・ギトリ、ジャクリーヌ・ドリュバック、ポーリーヌ・カルトン
英雄カンブロンヌ将軍が降伏を迫る英国軍に向けて発した、とある「言葉」。英国出身のカンブロンヌ夫人は、それがどんな意なのか問うが、将軍は取り合わない…。フランスで「カンブロンヌの一言」として暗に示される、「下品」な一語。観客はその言葉が発せられる瞬間に、聞き耳を立てることになる。ギトリ自身による戯曲を映画化した本作は、「シラノ・ド・ベルジュラック」で知られる劇作家エドモン・ロスタンに捧げられた。カンブロンヌ役にギトリ、カンブロンヌ家に仕える無口なメイド役に当時のギトリの妻ジャクリーヌ・ドリュバックが演じる。
※上映後、須藤健太郎(映画研究者)によるトークショーあり。
「フランス映画史への旅/Voyage à travers l’histoire du cinéma français」とは…
2016年10月からアイ・ヴィー・シー社は1920年代~40年代のフランス映画史上の貴重な作品を、高精細HDマスター化でDVD&Blu-ray を発売します。
この発売を記念し、アンスティチュ・フランセ日本は2016年12月より不定期で上映&トークイベントをアイ・ヴィー・シーと共催で開催いたします。当日、会場にてDVD/Blu-rayを販売致します。公式サイト
- 2017-02-24 - 2017-02-24
- 19:00
- 開場:20分前
- 一律800 円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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