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(1972年/フランス=イタリア/107分/カラー/デジタル/日本語字幕付)

監督:モーリス・ピアラ

出演:ジャン・ヤンヌ、マルレーヌ・ジョベール

映画監督ジャンと若い女カトリーヌは6年前から愛人関係を続けている。ジャンには妻がいるが離婚をする気はない。カトリーヌは両親と一緒に暮らしている。ジャンとカトリーヌはホテルや車の中で、ヴァカンスや週末に会っては、愛を交わし、激しい喧嘩をしては仲直りをする。ある日カトリーヌが二人の関係を終わらせる決心をする…。

ジャン・ユスターシュの『ママと娼婦』と並び、この時代の自伝的な恋愛作品の金字塔ともいわれる本作。赤毛にそばかす、軽やかで溌剌としたカトリーヌを演じるマルレーヌ・ジョベールと対照的に、どっしりとした体格で怒りっぽい主人公を演じたジャン・ヤンヌ。撮影時はピアラと出演者との喧嘩が絶えなかったが、映画は大ヒットを記録。素晴らしい脚本と真実を追究するピアラの演出は、今日でも観客の心を強く揺り動かす。ジャン・ヤンヌは1972年カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。

 

*上映後、須藤健太郎によるトークあり

 

ゲストプロフィール
須藤健太郎 Kentaro Sudoh

1980年生まれ。パリ第3大学大学院博士課程修了。ジャン・ユスターシュ作品の生成研究で博士号を取得。現在、明治学院大学、東京造形大学、一橋大学、横浜国立大学、首都大学東京で非常勤講師を務める。訳書に、ニコル・ブルネーズ著『映画の前衛とは何か』(現代思潮新社)、國分功一郎監修『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』(共訳、KADOKAWA)、『エリー・フォール映画論集 1920-1937』(編訳、ソリレス書店、近刊)。

07
22
  • 2018-07-22 - 2018-07-22
  • 17:00
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生/ジャック&ベティ会員:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • チケット販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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