2014年は、フランスと世界にとって、第一次世界大戦から100年を記念する4年間の始まりの年です。1914年の勃発から1918年11月11日の休戦協定締結までの間に、未曾有の犠牲者を出すこととなったこの大戦の生き証人達が、もはや不在となる今日こそ、その記憶を若い世代へと伝えてゆく必要があると考えます。

世界では地域間の緊張が再び高まりを見せており、アジアにおいても、20世紀の歴史に関る複雑な問題がいまだ明確な解決には至らぬ中、さまざまな角度から、少しずつ歩み寄りの方法を探っています。現在は過去につながっており、過去の問題は現在の問題と無関係ではないことを思えば、1914年の大戦を振り返ることで、現代について、私達が学べることも多いのではないでしょうか。

 

1914 – 1918展 ―デジタル&インタラクション― は、デジタルという新たなツールを用いて、第一次世界大戦の記憶を振り返ります。QRコードを使って、スマートフォンやタブレットから、歴史を証言するさまざまな資料にアクセス。当時の写真や新聞記事、音声、映像といった資料、そして遺品等の3D資料が、フランス語・英語・ドイツ語ほか多言語の解説とともに紹介されています。

資料の閲覧には、専用アプリを用います。また、この展覧会は、2018年まで世界各地で開催される予定です。訪問者は、資料のコラージュを作成し、アプリに投稿して世界中の人々と共有することができます。

 

アプリはこちらから無料でダウンロードいただけます。

 

閲覧用のタブレット端末の貸出をご希望の方は、身分証明書をご持参のうえ、メディアテーク受付にてお申し付けください。

 

 

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  • 2014-11-11 - 2014-11-30
  • 入場無料
  • アンスティチュ・フランセ東京メディアテーク (03-5206-2560)
  • アンスティチュ・フランセ東京 ギャラリー
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 新宿区

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