オールピスト東京 2013

エスパス・イマージュ


6月8日から16日にかけて、アンスティチュ・フランセ東京では、マルグリット・デュラスにフォーカスしたオール・ピスト東京2013特別企画を上映します。

 

スケジュール

6月 8日(土)
20:00 – オープニング

オール・ピスト東京2013開幕を飾るのは、短編映画『ラヴ・バード・ウォッチング』と、日本プレミア公開の『ビッグ・ボーイ』です。シレーン・セノ監督を迎え、オール・ピスト・パリ&東京のメンバーが集結します。

『ビッグ・ボーイ – シレーン・セノ』 (2012 ・フィリピン語, 日本語字幕, 英語字幕付)
ビッグ・ボーイはある家族の年代記であり、進歩と消費の伝説であり、少年と男と国家への、植民地主義と戦争だけではない、何か固有な暴力が形になっていく、にその映像だ。これはアメリカが、この島、フィリピンを「解放」し、フィリピンが共和国だと宣言された後の物語だ。


                        


『ラヴ・バード・ウォッチング – シレーン・セノ(2006)
見る/見られるの関係が、この白黒で静かなイメージのなかで試される。

 

スケジュール- マルグリット・デュラス

– 6月14日(金)

17:30 – 『ガンジスの女』(日本語字幕付)

19:30 – 『破壊しに、と彼女は言う』 (日本語同時通訳付)

 

– 6月16日(日)

11:00 – 『破壊しに、と彼女は言う』 (日本語同時通訳付)

14:00 – 『ガンジスの女』 (日本語字幕付)

16:30 – 『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女 』(ドキュメンタリー/ドミニク・オーヴレイ監督 ・日本語字幕付)+『陰画の手』 (短編 ・日本語字幕付)


料金 :

当日券:1500円(一般)/1000円 (学生・会員)
1日券(14日(金)): 2500円 (一般)/ 2000円(学生・会員)
1日券(16日(日)): 3000円 (一般)/ 2500円 (学生・会員)

『ガンジスの女』 – マルグリット・デュラス (1974 ・ 日本語字幕付)

映画「ガンジスの女」は、二本の映画からなる。一つは映像の映画であり、もう一つは〈声〉の映画である。この二 つの映画は、完全に自律している。
とりわけ、重要な点は、物語の外に存在する声の発見である。この発見が、物語を忘却の中で転倒させ、作者の記憶 とは別な記憶に物語を任せることができたのである。

 

 

 

 

『破壊しに、と彼女は言う』 – マルグリット・デュラス (1969 ・ 日本語同時通訳付)

教授、彼の妻、学生、そして人妻が旅先、
森の外れのロッジで休暇を過ごす。彼らが森に入っていくと、彼らの思考、言葉、行動はひとつになる。人妻の夫が彼女を迎えに来るが、彼女は外の世界に再び戻ろうとはしない。

 

 

 

 

『陰画の手』 – マルグリット・デュラス (1978 ・日本語字幕付)

 

『船舶ナイト号』で使われなかった映像で作られた短編。夜明けから早朝までの、パリの街が車窓から捉えられ、デュラスのモノローグが重なる。アルタミラ洞窟に手でかかれた最初の愛、欲望の叫び。夜明けのパリ市街に「陰画」のごとく映り込む人々に音声が愛を差し出す。

 

 

『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』 – ドミニク・オーヴレイ (2002 ・日本語字幕付)
マルグリッ ト・デュラスの友人であり、『バクステル、ヴェラ・バクステル』『トラック』『船舶ナイト号』などデュラスの映画の 編集者として活躍したドミニク・オーブレイがとらえたデュラス。「このポートレートはマルグリット・デュラス、あるがままの彼女に近づくために作りました。よく笑い、真面目で、誠実で、挑発的で、注意深く、きっぱりしていて、しかしなによりも若々しく、自由な彼女に近づくために。(YIDFF公式カタログより引用)」

詳細は、以下のリンク先よりご確認ください。

www.horspistestokyo.com

 

共催:オール・ピスト東京2013、ジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター(ポンピドゥ・センター)

助成: 公益財団法人 花王芸術・科学財団

 

                   
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  • 2013-06-08 - 2013-06-16
  • 00:00
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    新宿区市谷船河原町15 東京都