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Catherine Hélie © Editions Gallimard / © Keiichi SUTO

feuillesAutomne

 

文学とコミットメント:21世紀に女性であること:『ヌヌ 完璧なベビーシッター』で2016年のゴンクール賞を受賞したレイラ・スリマニと、1999年に「柔らかな頬」で第121回直木賞を受賞した桐野夏生が対談します。女性たちの現状と、彼女たちの闘いは、両作家のテーマの中核を成すものです。両作家が、望まれて久しい女性解放に、自らの作品を通してどう参加するのかを語ります。司会は日仏会館・フランス国立日本研究所(UMIFRE19 フランス外務省・国立科学研究センター)所長で、近代文学の専門家でもある坂井セシルが務めます。

 

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『ヌヌ 完璧なベビーシッター / 集英社文庫』

レイラ・スリマニ

1981年モロッコに生まれたレイラ・スリマニは、ラバトでフランス高校に通ったのち、1999年からはパリで哲学と文学を学んだ。学業を終えてジャーナリストとなり、2008年に週刊誌『若いアフリカ(Jeune Afrique)』の執筆陣にマグレブと西アフリカを専門とするレポーターとして加わる。2014年に、ガリマール社より処女小説『鬼の庭で(Dans le jardin de l’ogre)』を発表。2016年には第二作『ヌヌ 完璧なベビーシッター(Chanson douce)』がゴンクール賞を受賞。2017年にはアレーヌ出版社からエッセイ『セックスとうそ(Sexe et mensonges)』及び、モロッコにおけるセクシュアリティーを扱ったバンド・デシネParoles d’honneurを出版。同年にエマヌュエル・マクロン仏大統領により、「フランコフォ二―担当大統領個人代表」に任命にされる。

桐野夏生(きりのなつお)

1951年生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で第39回江戸川乱歩賞受賞。1998 年『OUT』で第51回日本推理作家協会賞受賞。1999年『柔らかな頬』で第121回直木賞受賞。2003年『グロテスク』で第31回泉鏡花文学賞受賞。2004年 『残虐記』で第17回柴田錬三郎賞受賞。2005年『魂萌え!』で第5回婦人公論文芸賞受賞。2008年『東京島』で第44回谷崎潤一郎賞受賞。2009年『女神記』で第19回紫式部文学賞受賞。2010年『ナニカアル』で第17回島清恋愛文学賞受賞。2011年『ナニカアル』で第62回読売文学賞受賞。2015年秋の紫綬褒章を受章。他にも『IN』『優しいおとな』『ポリティコン』『緑の毒』『ハピネス』『だから荒野』『夜また夜の深い夜』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』 『猿の見る夢』『夜の谷を行く』『デンジャラス』『路上のX』『ロンリネス』など著書多数。

 

第11回「読書の秋」に招聘する作者の原作を アンスティチュ・フランセ日本のデジタル図書館 Culturethèque でぜひご覧ください。 アンスティチュ・フランセ、アリアンス・フランセーズ、日仏会館のメンバーおよびメディアテーク会員の方は、無料でご利用になれます。
URL: Culturethèque

 

日時: 11月24日(土) 18:00-20:00
場所: アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
料金: 入場無料・要予約 (満席、キャンセル待ち受付中)
予約・お問合せ: 03-5206-2560 アンスティチュ・フランセ東京 メディアテーク
言語: 日本語、フランス語(同時通訳付)

 

本イベントは、「ヨーロッパ文芸フェスティバル2018」(11月23-25日)および同時期に開催する「国際文芸フェスティバルTOKYO」と連携しています。

 

European Literature Festival国際文芸フェスティバル International Festival of Literature Tokyo
11
24
  • 2018-11-24 - 2018-11-24
  • 18:00 - 20:00
  • 入場無料・要予約
  • 03-5206-2560 (アンスティチュ・フランセ東京 メディアテーク)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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