ディナーと共にライブ(コンサートまたはお笑い)を楽しむ新しいコンセプトがアンスティチュ・フランセ東京にて2013年新春からスタートしました。

ディナー:18時より/開演:20時30分

第2弾の「ブラスリー・ライブ」では、昨年も当アンスティチュに出演して好評を博したステファン・フェランデスです。『扇子から落ちた話』から一年、今回はフランスと日本の伝統的な話をユーモアたっぷりに紹介します。日本とフランスをリンクするユニークなパフォーマンスをお楽しみに!

日本語字幕付。

 

ステファン・フェランデス氏インタビュー(NHK「テレビでフランス語」2012年)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=-lWRYZVRM0I[/youtube]

フランス語で語る落語
~フー・ド・フランス~

着物を着て、日本からフランスへの面白い旅

『お菊の皿』 日本のお話

かつて麹町の番町に、「青山鉄山」なる旗本の屋敷があり、お菊と言う美貌の女中が勤めていた。鉄山、お菊に岡惚し、何とか自分のものにしようとするがお菊はなびかない。逆恨みした鉄山、お菊の留守中に家宝の「十枚組の皿」のうち一枚を隠し、帰宅したお菊に盗みの罪を着せた揚句、井戸に吊るしてなで斬りで惨殺、遺体を井戸の中へ放り込む。やがてお菊は幽霊となって立ち戻り、鉄山はお菊に取り殺された。かくして屋敷は荒れ果ててしまった…。

という有名な怪談話を聴いた物好きな江戸っ子、仲間数人を誘い、幽霊見物の為、麹町に乗り込んだ。荒れ果てた屋敷の中、井戸の前で陣取っている。すると果たしてお菊が現れ、始まったるは「一枚……二枚……」の皿数え。これを九枚まで聞くと狂い死にする、という噂を知っていたので、野次馬どもは六枚まで聞いて逃げてきた。

しかしスリルがあって面白かったのか、はたまたお菊に惚れたのか、翌日も見に行こうということになる。毎晩お菊の皿数えが聞けると、噂が噂を呼び、やがて皿屋敷のあたりは大勢の人でごった返すようになってしまった。こうなるとお菊もすっかり乗せられてしまい、やってくる客に愛嬌を振りまきだす。

さてある夜、たくさんの人が来ている中でお菊の皿数え独演会が始まった。

 

『ディアブ・ンダオ』セネガルのお話

アフリカの子供たちは「ニュール」というパーマのナッツをよく食べるが、ディアブ・ンダオちゃんという女の子は何よりも「ニュール」が大好物。毎晩、寝る前に、家の前の広場でニュールを山ほど食べていた。

ある日、村にお腹がすいたライオンがやってきた。ディアブ・ンダオちゃんのお父さんとお母さん、お兄さんは「危ないので、早く家の中に入りなさい!」と注意するが、ディアブ・ンダオちゃんはニュールに夢中で、そんなことはお構いなし。女の子の匂いに惹かれたライオンはディアブ・ンダオちゃんを一口で食べてしまう。ところが、毎晩、ニュールをたくさん食べていた女の子は…。

 

『アンラッキーという名の男』フランスのお話

生まれたときから「ラ・ギーニュ」(アンラッキー)というあだ名を持つ男がいた。彼はあだ名の通り、人生の中で一度もラッキーだったためしがない。男はどうして自分には幸せが来ないのかとロゼール山の神様に尋ねに行くことにした。旅の途中で食欲をなくした狼、天然樹脂をなくした木、幸せの感覚をなくした女性と出会う。ロゼール山にたどり着いた男は神様と話をすることができるが、果たして、男にラッキーなことは待ち受けているのだろうか?

 

 

 

 

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  • 2013-04-02 - 2013-04-05
  • 18:00 - 21:00
  • ディナー料金+1000円
  • 03-5206-2741
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都