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討論会

「健康、ハンディキャップ、高齢化、脆弱さ:新たな技術と拡大する人間性」

パネリスト:エレーヌ・ミアレ

 

ディジタルショック・フェスティバルの一環として、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、東京大学HIS主催、協力東京大学教養学部学際科学科科学技術論コースにて2015年2月27日18:30より、東京大学駒場キャンパス18号館ホールにて、「健康、ハンディキャップ、高齢化、脆弱さ:新たな技術と拡大する人間性」と題する討論会を開催します。

哲学者、科学技術人類学者であり、「ホーキングInc.」(柏書房より邦訳)の著者でバークレー校客員フェローのエレーヌ・ミアレ氏が来日し、舘暲氏(東京大学名誉教授、慶應義塾大学 特別招聘教授)、吉田英一氏(産業技術総合研究所研究体長)、石原孝二氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)と議論を交わします。司会を務めるのは、嘉幡久敬氏(朝日新聞科学医療部)です。

ステファン・ホーキングの姿は機械で動き、コミュニケーションをとる人体のイメージとして世界的に知られていますが、この討論会においては、だんだんと曖昧になる人間とマシンとの境界線が引き起こす問題について考えます。

身体の限界、老齢化、ハンディキャップ、人間の脆弱さに直面した時、新たな技術に何ができるのでしょうか?人間と非人間なるものが混在する、マシンによる身体機能の拡張や「拡大した体」(エレーヌ・ミアレ)の未来をどう考えればよいでしょうか?ネットワークの時代における超人間の未来像について、また超人間主義がもたらす夢と幻想について、ユートピアと現実、哲学と科学の狭間で日仏討論会を開催します。

 

エレーヌ・ミアレ

ケンブリッジ大、オクスフォード大、ベルリンのマックス・プランク研究所、ニューヨークのコーネル大、ハーバード大において研究者あるいは教授を務めた後、現在はカリフォルニア大バークレー校とデイヴィス校で教務にある。哲学者、社会学者、科学人類学者である彼女の研究は、科学発明、主観性、分配認識、機械と人間との関係をテーマとする。著書に「創造企業」(2008エルメス-ラヴォワジエ)「ステファン・ホーキングを探して」(2014オディール・ジェイコブ)がある。

 

2月27日(金)18:30~20:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール

入場無料、日仏同時通訳

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  • 2015-02-27 - 2015-02-27
  • 18:30 - 20:30
  • - 入場無料
  • 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
    目黒区駒場3-8-1 東京都

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