© François Lagarde

ヴァレール・ノヴァリナ
特別対談&上映会

5月18日(日)15:00
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
料金:入場料 500円(前売りはございません。当日入場時にお支払いいただきます。)
ご予約・お問合わせ:03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)

劇作家・演出家ヴァレール・ノヴァリナを迎え、劇作家宮沢章夫との公開対談を行います。(司会:学習院大学 ティエリ・マレ)対談に先立ち、代表作『紅の起源』の稽古の模様も収めたドキュメンタリー『語りえぬものこそ、言わなければならない』(ラファエル・オバーン監督/2002年/70分/デジタル)を上映。フランス演劇界を揺るがしつづける劇作家の発想の源に触れ、比類のない作品世界を体感していただける、またとない機会となるでしょう。


ヴァレール・ノヴァリナ(Valère Novarina)

1942年スイス、ジュネーヴ州の生まれ、フランス語圏で育ち、ソルボンヌで哲学、文献学、演劇史を学ぶ。74年『トンデモ工場』で演劇デビュー、以後、厖大な作品を書いている。どれもが、ダダ・シュルレアリスム、あるいは、ラブレーの系譜を継ぐ言葉の実験をかれ特有の文献学的教養を縦横に用い遂行した芝居で、地口、造語、語源曲用などが頻繁に試みられ、その言語的「遊戯」を通じて終末論や死や生が壮大なスケールで綴られ、上演も翻訳も困難と夙にいわれてきた。代表作は『紅の起源』(2000年、日本語訳は2013年、れんが書房新社)以外、『死者闘争』(79年)、『生命のドラマ,芝居』(84年)、『言葉の劇』(89年)等々多数。作者自身、そのテクストを戯曲というより、「演劇に向かう」エクリチュールと呼ぶ。劇作のほか、小説を書き、絵やデッサンを手掛け、それと同時に、なによりもまず自作の演出家でもある。

宮沢章夫
劇作家・演出家・作家。1956年 静岡県生まれ。90年、劇団「遊園地 再生事業団」の活動を開始、『ヒネミ』(93年) で第37回岸田國士戯曲賞受賞。最近 ではF/T13でイェリネク『光のな い。(プロローグ)』を発表。その他、小説、評論などの執筆など活動は多岐にわたる。著作に、『14歳の国』(白水社)、『「80年代地下文化論」講義』(白夜書房)、 『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(新潮社)など。10年『時間のかかる読書-横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず』で第21回伊藤整文学賞評論部門受賞。

 

主催:アンスティチュ・フランセ東京
協力:学習院大学

05
18
  • 2014-05-18 - 2014-05-18
  • 15:00 - 18:00
  • 入場料:500円
  • 03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都