フランスの大統領が日本を公式訪問するのは実に18年ぶりです。したがって、政治、安全保障、経済、科学などあらゆる分野の日仏協力を見直すまたとない機会となっています。もちろん、文化もです。

 

6月6日から8日まで、オランド大統領には7人の大臣が随行します。その中にはロラン・ファビウス外務大臣、オレリー・フィリペティ文化広報大臣、そしてジュヌヴィエーヴ・フィオラソ高等教育研究大臣がいます。この他、多くの企業経営者やさまざまな分野の著名人が随行します。

 

オランド大統領は天皇陛下と安部総理大臣の歓迎を受けますが、この公式訪問で日仏パートナーシップが新たに勢いづくことでしょう。

 

オランド大統領は根津美術館において文化界の著名な方々100名ほどと懇談するほか、アンスティチュ・フランセ東京において100名ほどの若者との座談会に出席します。フランスの大統領が日本のフランス文化ネットワークの施設を訪問するのは初めてなので、アンスティチュ・フランセ日本としてはとても光栄です。

 

オランド大統領はさまざまな機会を捉えて文化を取り上げます。文化がクローズアップされる今回の訪日の成果を、後日お伝えします。

 

今回の歴史的な訪日で、日仏文化交流が日仏関係全体の基盤であるということが改めて強調されることでしょう。

 

 

フランス大使館文化参事官

アンスティチュ・フランセ日本代表

ベルトラン・フォール