Monster (c)DR

 

ダンスクロスは、日本とフランスのダンス交流プロジェクトです。日本人振付家、関かおりと岩渕貞太と、フランス人振付家ミリアム・グルファンクが、横浜赤レンガ倉庫1号館の舞台で競演を行います。

 

関かおり、岩渕貞太 「Conception」(新作)

 

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関かおりと岩渕貞太は、2012年横浜ダンスコレクションEXにおいて、「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞しました。また同年、関かおりはトヨタコレオグラフィーアワード 2012 を受賞しています。ギリシャ語で「他者」を意味する作品『Hetero』では、綿密に計算されたゆるやかな時間の中で、岩渕貞太と関かおりが組み合わさり、似たものとなり、そして個別のものとなっていきます。

空間と時間、フォルムと関係性についての緻密な瞑想へと観客を誘う作品です。フランス政府による助成を受けて、二人は4ヶ月間に渡ってアンジェに滞在し、「Essais de l’Ecole Supérieure de Danse d’Angers」の研修を受け、作品発表やフランス人振付家との交流を行います。ダンスクロス2013は、このフランスでのレジデンスの成果の発表の場となります。

 

 

ミリアム・グルフィック「THE BREATHING MONSTER


途絶えることのないかのような長い呼息、絶え間なく動き続けているにもかかわらず、

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まるで止まったかのように見えるじりじりとした流れ。たくさんのきらめきと、揺れ動き、速度の変化。このように形容されるミリアム・グルフィックの作品群。目を見張る麻薬のような彼女のダンス作品は、私たちを瞑想状態へと導きます。

作品「the breathing monster」は、ミリアム・グルフィックの音楽界の分身ともいえる作曲家、カスパー・トプリッツの楽曲の、ダンス化ともいえる作品です。音楽と振付を5感で体感できます。

ヨガの呼吸法がミリアム・グルフィック作品の基礎となっています。呼吸に合わせ、重心の移動は極めて正確に決められ、空間が把握されています。長く続いていく時間の中で、ダンスは非常に緩やかに、

そして濃密に生成します。フランスのダンス研究における船首像的存在であり、国際的なフェスティバルにも招待されるミリアム・グルフィックは、2004年~2005年にはIRCAMフランス国立音響音楽研究所)で、2005年~2006年にはル・フレノワ国立現代アート・スタジオでレジデンスを行いました。最近は、Royaumont財団にて振付研究・作曲プログラムのディレクターを務めました。

 

7月6日(土)19時

7月7日(日)16時 

 

チケット取扱い

Confetti カンフェティ               0120-240-540 (平日10:00-18:00) http://confetti-web.com/

JCDNダンスリザーブ          http://dance.jcdn.org (Web予約・当日精算)

横浜赤レンガ倉庫1号館        045-211-1515 (10:00-18:00/窓口のみの取扱)

アンスティチュ・フランセ横浜  045-201-1514 (窓口のみの取扱)

 

 

※ 未就学児のご入場はお断りします。
※ 公演中、比較的大きな音量での演出がございます。予めご了承ください。

 

7月4日に開催される、ダンスクロス関連イベント

ミリアム・グルフィックとカスパー・トプリッツによる講演会

コラボレーションを重ねている振付家ミリアム・グルフィックと作曲カスパー・トプリッツによる、ダンスと音楽の関係性をテーマにした講演会。

 

ミリアム・グルフィックによるヨガレッスン

振付家ミリアム・グルフィックによる、ヨガのワークショップを開催します。ミリアム・グルフィックはダンスの教育者としての資格と、ヨガの教授資格を持っています。(レッスンは英語で行います。通訳は付きません。)

 

 

 

 

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  • 2013-07-06 - 2013-07-07
  • 一般前売3,000円(当日3,500円) 学生、アンスティチュ・フランセ会員前売一般前売3,000円(当日3,500円) 学生、アンスティチュ・フランセ会員前売2,000円(当日2,500円)
  • 予約・お問い合わせ045-201-1514
  • 横浜赤レンガ倉庫1号館
    〒 231-0001
    1-1-1 中区新港 横浜市