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© DR

今年で25回目を迎えるフランス映画祭を記念し、歴代の上映作品から選りすぐりの2作品を上映します。

★16:40の回上映後、山崎まどか氏(文筆家/翻訳家) によるトークを予定しています。

 

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©Karine Arlot

 

14:30~『あの夏の子供たち』

(フランス/2009年/110分/カラー/35mm/日本語字幕付)

監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ
出演:キアラ・カゼッリ、ルイ=ドー・ド・ランクザン、アリス・ド・ランクザン

 

人生は愛すべきもの、楽しく美しいもの。パリの陽光の下、慈愛溢れるまなざしで描く家族の悲劇と再出発の物語。

 

映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば家族を愛する魅力ある人だった父は、 不況の波の中、自ら命を絶ってしまう。残されたのは、多額の借金と未完成の映画だけ。 幸せな日々が一転し、絶望の中で葛藤する母娘に訪れた新たな出発とは…。

尊敬する映画プロデューサーの自殺という監督自身の経験から生まれた本作は、不況下の現実とそれでも続く人生を光輝く瑞々しい映像美の中に映し出す感動作。

☆2009年カンヌ国際映画祭≪ある視点部門≫審査員特別賞受賞

 

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© DR

16:40~『愛と死の谷』   

(フランス/2015年/92分/カラー/デジタル/日本語字幕付)

監督:ギヨーム・ニクルー

出演:イザベル・ユペール、ジェラール・ドパルデュー

 

ユペールとドパルデュー、久々の共演!砂漠で元夫婦を待ち受けるものとは…。

 

離婚した夫婦、イザベルとジェラールが数年ぶりにカリフォルニアのデスバレーのモーテルで再会する。二人は息子のマイケルから奇妙な手紙を受け取っていた。ある特定の日時にデスバレーの特定の場所に二人で来てほしい、との内容であったが、アメリカで写真家として活動していたマイケルは、ボーイフレンドと別れたことをきっかけに半年前に自殺していた。手紙には、指定した場所に二人で来てくれれば、その場にマイケルが現れると書かれていた。イザベルとジェラールはマイケルの指示に従い、指定された場所へと向かう…。

 

フランスを代表する2大スター俳優であるイザベル・ユペールとジェラール・ドパルデューがモーリス・ピアラ監督作品『ルル』(80)以来35年ぶりに共演したことが大きな話題を呼んだ作品。監督は『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』(14)等で知られる鬼才ギヨーム・ニクルー。

☆2016年セザール賞撮影賞受賞、主演男優賞および主演女優賞ノミネート

☆2015年カンヌ映画祭コンペティション部門出品

 

 

 

ゲストプロフィール

山崎まどか Madoka Yamasaki (文筆家/翻訳家)

1970年、東京生まれ。映画、本、音楽などカルチャー全般に精通し、「乙女カルチャー」の第一人者。著書に『女子とニューヨーク』『オリーブ少女ライフ』『ヤング・アダルトU.S.A.』(共著)など。翻訳書に、タオ・リン『イー・イー・イー』、『ありがちな女じゃない』など

 

 

主催:アンスティチュ・フランセ日本 共催:東京藝術大学大学院映像研究科 /

協賛:ダイワロイネットホテル横浜公園 / 後援:横浜市文化観光局  / オフィシャル・パートナー:CNC(フランス国立映画センター)、笹川日仏財団、TV5 MONDE
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  • 2017-07-15 - 2017-07-15
  • 料金:一般1200円、会員:600円(各回入替。同日2作品セットでのご購入は、一般1800円)
  • 045-201-1514
  • 東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
    〒 〒231-0005
    4-44 中区本町 横浜市

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