展覧会「レイモン・コシュティエによるフランス・ヌーヴェル・ヴァーグの肖像」

(c)Raymond Cauchetier

Closing paty! 日本初！展覧会 「レイモン・コシュティエによるフランス・ヌーヴェル・ヴァーグの肖像」　オフ会やります。
今回の展覧会を振り返り、緩やかなオフ会をやります。
Closing paty! 6/29(sun)18:00-20:00
1drink ￥500 food ￥400 ～ Live & DJ ?
http://nitehiworks.tumblr.com/ 
https://www.facebook.com/events/330014453814189/?ref=22

レイモン・コシュティエ（Raymond CAUCHETIER、1920年生まれ）が写真を発見したのは30歳のとき、インドシナ戦争の最中でした。彼の写真はまたたく間に世界で紹介され、そのことが彼に写真家としての道を歩ませるきっかけとなりました。
フリーのカメラマンとしてヨーロッパやアジア各国を訪れ、極東の国々の美術や人々の生活、カンボジアのアンコール・ワットやヨーロッパ中世の彫刻など、彼の心を動かすものを次々と撮影しました。さらに、当時わき起こったフランスのヌーヴェル・ヴァーグの運動とも歩みを共にします。1959年から1968年の間、スチールカメラマンとして数多くの映画のスチール写真を撮影しました。

『勝手にしやがれ』（ジャン＝リュック・ゴダール）、『突然炎のごとく』（フランソワ・トリュフォー）、『大人は判ってくれない』（トリュフォー）、『ローラ』（ジャック・ドゥミ）、『5時から7時までのクレオ』（アニエス・ヴァルダ）、『夜霧の恋人たち』（トリュフォー）といった伝説的な映画のスチール写真は彼の手によるものです。

コシュティエの作品は、近年再評価されています。École du Louvre et Forum des Images（パリ）、Academy of Motion Picture Arts and Sciences（ロサンゼルス）での展覧会をはじめ、2013年には、パリの写真の祭典「サロン・ドゥ・ラ・フォト」での回顧展が開催されました。

フランス映画史におけるひとつの黄金時代を象徴する写真の数々が、横浜のnitehi worksでこのたび展示されます。

「レイモン・コシュティエの写真の強度は、彼が撮影したスター俳優たちの類まれな個性に由来するのではない（彼らは当時まだ駆け出しの俳優であった）。また、監督アラン・レネにとっての写真家ジョルジュ・ピエールがそうであったように、監督たちの芸術性の高さに由来するのでもない。コシュティエの写真の強度は、彼が誰よりも先に、映画が上映、いや編集すらされる前の段階から、ヌーヴェル・ヴァーグの運動の精神を理解していたことにある。」マルク・ヴェルネ（「Photos de cinéma」Image-France社、2007年）

レイモン・コシュティエの写真が紹介された展覧会
1964年「Faces of Vietnam」展　スミソニアン・インスティチュート（ワシントン）
2005年「Saigon 1955 – Ho Chi Minh Ville 2005」展　（ホーチミン）
2008年「Paris fait son cinéma」展　エコール・デュ・ルーヴル、フォーラム・デ・ジマージュ（パリ）
2010年「Nouvelle Vague」展　ジェームズ・ハイマン・ギャラリー（ロンドン）
2011年メルボルン・アリアンス・フランセーズでの展覧会
2012年「Le cinéma du reporter」展　ポルカ・ギャラリー（パリ）
2012年「Nouvelle Vague」展　アカデミー・オブ・モーションピクチャーアーツ・アンド・サイエンシー（ロサンゼルス）
2012年「Images iconiques de la nouvelle vague française」展　Galerie Peter Pfetterman（サンタモニカ）
2013年パリ・サロン・ドゥ・ラ・フォトでの回顧展

写真家公式サイト

http://www.raymond-cauchetier.com/ja/

共同主催：nitehi works

協力：横浜シネマ・ジャック＆ベティ、株式会社シー・スリー・コーポレーション、ダヴィッド・ミショー

謝辞：レイモン・コシュティエ

協賛：立山酒造株式会社

写真展関連イベント

* すぐ隣の会場「横浜シネマ・ジャック＆ベティ」では、本展にちなみ、フランス・ヌーヴェル・ヴァーグ映画の特集を行います。

nitehi worksのイベント情報　www.nitehi.jp

* 6月15日（日）10:30～12:30　ダヴィッド・ミショーの写真のワークショップ「シネマ」