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La Grande Illusion(c)DR

 

フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールをはじめ、ヌーヴェルヴァーグの作家たちから映画の父として敬愛されたフランスの巨匠、ジャン・ルノワール。そして、ルノワールの下で長年助監督を務め、同じく後の世代の映画作家から絶大なる支持を集めた、ジャック・ベッケル。フランスの映画界を先導した偉大なる2人の父、ルノワールとベッケルの傑作を、2本立てで上映します。

★16 :30の回上映後、須藤健太郎氏 (映画批評家)によるアフタートークを予定しています。

 

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La Grande Illusion(c)DR

14:10~『 大いなる幻影』 La Grande Illusion

(フランス/1937年/115分/モノクロ/デジタル/日本語字幕付)
監督:ジャン・ルノワール
出演:ジャン・ギャバン、ディタ・パルロ、ピエール・フレネー、マルセル・ダリオ、エリッヒ・フォン・シュトロハイム

第1次世界大戦の欧州戦線。2人のフランス人将校、労働者のマレシャル中尉と貴族のボアルデュー大尉は、ドイツ軍によって捕囚されてしまう。収容所に移管された2人はローゼンタール中尉を知る。彼らは脱出を図るべく、同室の仲間とともに秘密のトンネルを掘りはじめるが、脱走の前日に移送されることになり、ラウフェンシュタイン大尉が所属する厳重に防備された要塞に収容されてしまう。そこで新たに脱走を企むのであるが。

ギャバン、ダリオ、フレネー、そしてルノワールが若い頃から崇拝していたシュトロハイムの・4人が兵士を演じた男の友情の物語。

 

「この映画は、世界はたしかに分割されているが、それは、水平に(・・・)、すなわち心の通じ合う似た者同士の組み分けによるものであって、垂直に(・・・)、すなわち国境によるものではないという理念の上に構築されている。」フランソワ・トリュフォー

 

 

Casque d'or 1

Casque d’or (c)DR

16:30~『 肉体の冠』 Casque d’or

(フランス/ 1952年/98分/モノクロ/デジタル/日本語字幕付)
監督:ジャック・ベッケル
出演:シモーヌ・シニョレ、セルジュ・レジアニ、クロード・トオファン

舞台は19世紀末のパリ。郊外で仲間とボート遊びに興じていた娼婦のマリーは、カフェで修繕の仕事をしていた大工のマンダと出会い、恋に落ちる。マリーの情夫のロランは、カフェで親しくしているマリーとマンダの姿を見て嫉妬する。後日、マンダは酒場でロランと決闘を繰り広げた末、彼を刺し殺してしまう。マリーと共に逃げ、町を離れて田舎で愛を育んでいたある日、マンダは親友のレイモンがロラン殺害の容疑で逮捕されたことを知る。それは、マリーに好意を寄せるギャングの首領のルカが仕組んだ罠であった…。

 

「フランス映画を作る良い方法は幾つかある。ジャン・ルノワールのようにイタリア式のやり方もあれば、オフュルスのようなウィーン式もある。あるいはメルヴィルのようにニューヨーク式もあるだろう。しかしフランス映画を撮るのに真にフランス式であり続けたのはジャック・ベッケルただ1人だけだった。」(「ジャック兄貴」ジャン=リュック・ゴダール)

 

 

ゲストプロフィール
須藤健太郎 Kentaro Sudoh
1980年生まれ。パリ第3大学大学院博士課程修了。ジャン・ユスターシュ作品の生成研究で博士号を取得。現在、明治学院大学、東京造形大学、一橋大学、横浜国立大学、首都大学東京で非常勤講師を務める。訳書に、ニコル・ブルネーズ著『映画の前衛とは何か』(現代思潮新社)、國分功一郎監修『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』(共訳、KADOKAWA)など。

 

主催:アンスティチュ・フランセ日本
助成:アンスティチュ・フランセパリ本部
アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム オフィシャル・パートナー:CNC、笹川日仏財団、TV5 MONDE
協力:マーメイドフィルム、KADOKAWA
後援:横浜市文化観光局

 

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  • 2017-11-18 - 2017-11-18
  • 会員600円、一般1 ,200円(芸大生無料、同日2作品セットは一般1 ,800円)*当日券のみの販売
  • 045-201-1514
  • 東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
    〒 〒231-0005
    横浜市 中区本町 4-44