(c)1964. Office national du film du Canada

 

 

(カナダ/1964年/74分/モノクロ/デジタル/英語字幕付き)

 

ケベック出身の若いジャーナリストのクロードは、彼が今生きている社会において、社会変革という重要な役割を果たすべきか、妥協して、自分の 限界の範囲で生きていくか悩んでいる。彼の恋人であるバルバラは、 劇団女優としての彼女のキャリアに夢中で、社会問題やアイデンティティの問題に関しては無関心だ。

『袋の中の猫』は、ケベックに新しい映画の発展をもたらした作品のひとつです。形式的には、フランスのヌーヴェル・ヴァーグ、特にジャン= リュック・ゴダールからインスピレーションを受けています。ジル・グルーは、ケベック長編映画を特徴付けてきた、写実主義的語りの伝統を引き 継がず、断片的なショットやシーンによってラブストーリーを語りながら、そこに政治や社会、性といったテーマを織り込みました。

 

あらすじのテキストをお配りする予定です。

上映後、映画評論家・大寺眞輔氏による講演があります。

 

※ 講師の都合により、『袋の中の猫』上映後の大寺眞輔氏による講演会は中止となりました。
何卒ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

なお『袋の中の猫』の上映後に、ジャン=リュック・ゴダール監督『アルファヴィル』(1965年、英語字幕付き)を上映いたします。

 

この映画は、フランコフォ二ー祭の一環で上映されます。

 

協力:在日カナダ大使館、カナダ国立映画制作庁(NFB/ONF)

 

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  • 2013-01-19 - 2013-01-19
  • 18:00 - 19:30
  • 1,200 円 (会員 600円)
  • 045-201-1514
  • 東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
    〒 〒231-0005
    4-44 中区本町 横浜市