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京都フランス音楽アカデミーは1989年、音楽をこよなく愛した当時の関西日仏学館館長と、その友人である京都の音楽家達によって設立されました。桜の季節、フランスから著名な教授陣を招き、才能ある若き日本人演奏家を教えるアカデミー。設立より24年、毎年春にはフランスから来日した偉大な教授たちが、受講生を厳しくもあたたかく指導し、アンスティチュ・フランセ関西の館内には素晴らしいレッスンの音色が響き渡ります。本年も、アカデミーは3月21日に幕を開けます。多くの受講生が、楽器演奏の技術を高めることのみならず、質の高い演奏家に欠かせない感性を伸ばすことを目指し、教授陣のアドバイスを得るべく、アカデミーを信頼してご参加下さいます。

ブルーノ・パスキエのマスタクラス (c)DR

 

都フランス音楽アカデミー アンサンブル・スペシャル・コンサート (c)DR

アカデミーが今回も素晴らしい教授陣をお迎えできることは、大変嬉しいことです。ピアノはジョルジュ・プルーデルマッハーとピエール・レアク、ヴァイオリンはレジス・パスキエ、オリヴィエ・シャルリエ、そして原田幸一郎。ヴィオラはブルーノ・パスキエ、チェロはフィリップ・ミュレールとドミニク・ド・ヴィリアンクール声楽はミレイユ・アルカンタラ、ハープはイザベル・ペラン、フルートはジャン・フェランディス、クラリネットはフローラン・エオー、そして作曲はエリック・タンギーが担当します。アーティストとして輝かしいキャリアを持ち、ハイレベルな演奏家であるとともに著名な教育者でもある、オープンで、ヒューマニストたる先生方ばかりです。

桜の開花は、楽しく、詩的な趣きをアカデミーにもたらしますが、それは時を同じくして咲き誇る、若い音楽家達の姿に重なります。

 

毎年大いに開催を期待され、その内に優れた養分を豊かに湛えた京都フランス音楽アカデミー。最良の日仏文化交流のために、アカデミーが今後も長く継続することは、疑う余地のないことです。

 

在京都フランス総領事 

アンスティチュ・フランセ関西館長

フィリップ・ジャンヴィエ=神山

 

 

 

 

詳しくはアンスティチュ・フランセ関西の公式ページをご覧ください :