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連続講演会シリーズ『危機を考える』(主催:日仏会館フランス事務所、助成:アンスティチュ・フランセ)の一環として、5月に2つの講演会が行われます。5月10日にはクリスチャン・ラヴァルによる「企業化する教育とグローバリゼーション」が、5月24日にはセルジュ・ラトゥーシュによる「消費社会からの脱出」が予定されています。

 

クリスチャン・ラヴァル(パリ西ナンテール大学、社会学教授)は、先進国で進行する教育システムの変化をグローバリゼーションやネオリベラル的な思考との関連から説明し、批判を試みます。「資本主義的な新しい教育制度」の名のもと、教育は経済の一部門となり、競争力や成果といった要求に振り回されているかのようです。この憂慮すべき現状は、果たして回避することができるのでしょうか。

 

 

 

 

 

日仏会館

セルジュ・ラトゥーシュ(パリ南大学、名誉教授)は、成長至上的な社会の状況に異を唱え、強い確信を持って、脱成長への道を説きます。幸福のあり方を「連帯した社会における簡素な豊かさ」と再定義することにより、成長し続ける社会によって約束されてきた幸福のパラダイムからの脱却を提案しています。主著『消費社会からの脱出』の邦訳が作品社から最近刊行されました。

 

 

日仏会館フランス事務所所長
クリストフ・マルケ

 

 

 

クリスチャン・ラヴァル、「企業化する教育とグローバリゼーション」
5月8日同志社大学、5月10日日仏会館
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セルジュ・ラトゥーシュ、「消費社会からの脱出」
5月17日同志社大学、5月24日日仏会館

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