Posted

2014年10月、多くの方の信念、情熱、そして尽力のおかげでいよいよヴィラ九条山が蘇ります。今まで、多くのフランスの人芸術家や文化人がヴィラ九条山を通して日本を発見し、そして日本との交流を長年にわたり温めてきました。
「ニュイ・ブランシュKYOTO」と同じ日にリニューアルオープンを迎えるヴィラ九条山の新しい活動の狙いは、主に二つあります。

日仏文化交流の中枢であるアンスティチュ・フランセ日本の支部として、ヴィラ九条山を分野を超えた国際的芸術交流プログラムに成長させること。また、日本とフランスの様々な文化機関や民間企業との協働関係を発展させ、長期的展望にたったパートナーシップを礎に「ヴィラ九条山」という芸術交流支援のための一つのネーミング・ラベルを築き上げることです。

新生ヴィラ九条山が、アーティスト・イン・レジデンスというだけでなく、新しい出会いと交流や研究の場として、また創作活動の発展の場として、常に主体性をもって成長して行くことに努めます。
「京都から世界へ」。ヴィラ九条山が京都から日本全国へ、日本からフランスへ、さらには世界へと、発信型の外に開かれた文化施設として、更に大きく発展して行くことを目指します。

このたびピエール・ベルジェ氏とベタンクール・シューラー財団の特別支援によりリニューアルオープンするヴィラ九条山が、日仏両国のアーティストたちの活動と交流の更なる発展の一助となることを心から願っています。

 

 

アンスティチュ・フランセ日本代表
フランス大使館文化参事官
クレール・テュオーデ

 

 

 

 

 

 

ヴィラ九条山館長、クリスチャン・メルリオ

ヴィラ九条山特任館長、大江ゴティニ 純子

© JustineEmard

© JustineEmard

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィラ九条山 イベントスケジュール – ニュイ・ブランシュKYOTO

 

アンスティチュ・フランセ日本が運営するアーティスト・イン・レジデンス「ヴィラ九条山」が10月4日(土)、「ニュイ・ブランシュKYOTO」の開催に合わせてリニューアルオープンします。

一般公開:18:00–23:00


Villa Kujoyama, images souvenirs, 1992/1993

1992年、ヴィラ九条山オープン時に滞在したアーティストの一人、アンジュ・レッチアが、当時撮影した画像から制作した映像インスタレーション(9分30秒、ループ上映)。協賛:京都伝統工芸大学校(和紙工芸専攻)

 

侍Le veilleur (18:00–23:00)

2012年招聘アーティストのジョゼ・レヴィが、 京都造形芸術大学マンデイプロジェクト「京造ねぶた」チームとのコラボレーションによって制作した、ねぶた作品「侍Le veilleur」。ヴィラ九条山のテラス西側から、京都の町を見守ります。キャンドル(ディプティック)の香りと灯りが、入口からねぶたまで、来場者を 誘います。協賛:diptyque

 

Dogu déterré (20:00–20:30)

1992年、ヴィラ九条山の落成式で、スーザン・バージュはソロダンス作品Grand Exilを上演しました。今回のリニューアル・オープンでは、最新作Dogu déterréを、田村博子(ダンス)、飛騨大富(龍笛)で上演します(10分)。

 

ニュイ・ブランシュKYOTO

 

「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」は、パリ市が毎秋行う一夜限りの現代アートの祭典。パリの姉妹都市・京都では、市内各所で日仏の現代アートを無料で楽しめる「ニュイ・ブランシュKYOTO 」を開催します。夜の京都を彩るのは、パフォーマンスや展示、プロジェクション・マッピングなど、多彩なプログラム。第4 回を迎える今年は、「現代アート×伝統工芸」をテーマに、領域を横断した企画をお届けします。思いがけない発見が待っている、現代アートのプロムナード!

アンスティチュ・フランセ関西のプログラム

ニュィ・ブラシュKYOTO 公式サイト