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NB2015

京都市とアンスティチュ・フランセ関西は、「ニュイ・ブランシュKYOTO」を10月3日(土)に開催し、アートとファッションをテーマに、日仏の現代的なクリエー ションを披露します。5周年を迎える今回、京都の町を象徴する様々な場所や珍しい会場において、展覧会やコンサート、パフォーマンスが夜通し行われます。 実験的な試みやコラボレーションを楽しむ、現代アートのプロムナード。

アンスティチュ・フランセ関西は2011年より、パリ市と友情盟約(1958年)を 結ぶ京都市とともに、「ニュイ・ブランシュ」を毎年京都で開催しています。これは、パリ発の現代アートの祭典からインスピレーションを得たもので、初開催 より数年で、京都で行われる主な文化イベントの一つと数えられるようになりました。

夕刻から深夜にかけて行う「ニュイ・ブランシュKYOTO」は、日仏の現代的で豊かなクリエーションを分かち合う機会となります。回を重ねるごと に会場が増え(2014年に35会場、今年は38会場)、来場者も毎年増え続けています(2011年に4000名、2014年には13000名)。今年は 展覧会、パフォーマンス、トークを一夜のみならず、約1ヶ月に渡って継続し、出会いや発見の場としてさらに深化することになります。

昨年の開催に引き続き、「伝統的な工芸の現代的な実践」をベースに、今年はアートとファッションの関係を探求します。開催日の10月3日(土) は、パリのニュイ・ブランシュが開催される日でもあり、ファッション・ウィークの真っ只中でもあります。市内38会場で行なわれるニュイ・ブランシュ KYOTOは、日仏の活発な協力関係を表すものです。その協力関係は、ヴィジュアル・アートや舞台美術の分野における実験的な試みを通して、アートと工芸 の境目を新しく定義し直すことにも貢献しています。数週間後にはパリで気候変動会議が行なわれますが、ニュイ・ブランシュは他者や世界との間に築く、新し い関係性を証言するものでもあります。日仏イノベーション・イヤーの幕開けを飾ることで、その対象をアートにまで広げ、クリエイティブで革新的な産業にお けるコラボレーションを生み出すのです。

ニュイ・ブランシュはまた、リニューアル・オープンより1周年を迎えるヴィラ九条山のレジデントの作品やコラボレーションの成果をご覧頂く、絶好の機会ともなるでしょう。

 

 

在京都フランス総領事
アンスティチュ・フランセ関西
シャルル=アンリ・ブロソー館長

アンスティチュ・フランセ関西
文化プログラム主任
イザベル・オリヴィエ

 

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