Posted

ユニフランス主催「フランス映画際2016」が6月24日(金)から27日(月)まで東京で開催、6月26日(日)から7月8日(金)まで関西・九州地方を巡回します。

 

fff_main

 

カンヌ国際映画祭が閉幕して1月余り。セレブがレッドカーペットの階段を歩く華やかなシーンも終わり、コンペ常連監督の最新作が傑作か、挑発的か、興行的失敗作になるかをめぐり映画ファンが夜の更けるのも忘れて熱中した議論も終わりました。

とはいえ今年のフランス映画祭は、カンヌの一端を日本で垣間見せるものになります。というのも今回の団長を務めるのは、世界最大級の映画祭であるカンヌで2回女優賞を受賞し、審査員長も務めた経験のあるフランスの大女優、イザベル・ユペールだからです。

日本のフランス映画ファンは東京だけでなく、京都、大阪、福岡で、最新のフランス映画の多様性が反映された13作の日本未公開作品を鑑賞できま す。ヌーヴェル・ヴァーグの草分け的存在の1人で、今年1月29日に逝去したジャック・リヴェット監督の長編デビュー作『パリはわれらのもの』も追悼上映 されます。リヴェット監督独自の世界のあらゆる要素がすでに提示された作品で、彼のパリへの絶対的な愛の告白でもあります。

この素晴らしいフランス映画祭の開催に携わったすべての関係者の皆さまに、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。

本映画祭をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。

アンスティチュ・フランセ日本
メディア・コンテンツ部門主任
フランス大使館 映像放送担当官
ヌーレディン・エッサディ

 


フランス映画祭について

25周年を来年に控えるユニフランス主催「フランス映画祭」は、海外で開催されるフランス映画祭の中で最も高い人気と、最も長い歴史を誇ります。

今年は福岡、京都、大阪にも巡回します。

 

今年の団長はイザベル・ユペール

フランス映画を代表する世界的女優の一人、イザベル・ユペールが著名な監督やアーティスト(ロッド・パラド 、パスカル・プザドゥー、マルト・ヴィラロンガ、ギヨーム・ニクルー、マイウェン、ウニー・ルコント、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール、ロー ラン・ラフィット、ルシール・アザリロヴィック、フランソワ・ファヴラ、ニコラ・サーダ)で構成される代表団の団長を務めます。
なお、ロシュディ・ゼム監督とオマール・シィの来日はキャンセルになりました。

 

存在感を増す女性監督

今年のフランス映画祭は女性監督が占める割合が高く、全13作品のうち6作品が女性監督による作品です。

エマニュエル・ベルコ、マイウェン、パスカル・プザドゥーなど、アニエス・ヴァルダの後に続く新しい世代の女性監督が、私たちを取り巻く世界を独創的な視点でとらえた感性豊かな作品を披露します。

フランス映画の多様性を反映する上映作品

 

東京では「音楽の日」も映画イベント

ウィリアム・クライン監督の『ポリー・マグーお前は誰だ?』の特別上映会が6月25日、アンスティチュ・フランセ東京で「音楽の日2016」のプログラムの最後を飾って開催されます。クライン監督作品の映画音楽を収録したCDアルバム『ポリー・マグー お前は誰だ -ウィリアム・クライン作品集-』のリリースを記念するイベントで、上映会に続いてポリー・マグーをテーマにしたDJパーティーも開催されます。

フランス映画祭2016日程

  • 東京 : 6月24~27日 有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇
  • 福岡 : 6月26~27日 あじびホール、TOHOシネマズ天神ソラリア館
  • 京都 : 6月30日 同志社大学寒梅館ハーディー・ホール
  • 京都 : 7月2~8日 京都シネマ
  • 大阪 : 7月2~8日 シネ・ヌーヴォ

地方の上映日程についてはアンスティチュ・フランセ関西アンスティチュ・フランセ九州の各ホームページをご覧ください。